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サプライチェーン向けAIベンダーを買収、顧客企業のデジタル変革を支援製造ITニュース

JDAソフトウェアは、サプライチェーン向けAIソリューションプロバイダーのBlue Yonderを買収すると発表した。

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 JDAソフトウェア(JDA)は2018年7月2日、サプライチェーン向けAI(人工知能)ソリューションプロバイダーのBlue Yonderを買収すると発表した。Blue Yonderは、小売り向けAI・機械学習(ML)ソリューションに実績を持つ。同社の高度なAI・ML機能を活用し、より高収益なビジネス上の意思決定を自動化するAI・ML機能を活用し、顧客企業のデジタル変革を支援する。

 今回の買収により、Blue Yonderの先進的なAI・ML機能を利用することで、計画から実行までのJDAの全ソリューションの認知機能が拡張する。この認知機能とディープラーニングにより、JDAの次世代サプライチェーンプラットフォーム「Luminate」ソリューションでより高収益なビジネスの意思決定が可能になる。

 さらに、Blue Yonderの需要予測・補充、価格最適化ソリューションにより、JDAの既存の小売り計画ソリューションを補完・強化する。JDAの小売業の顧客企業は、ML機能を活用して価格設定や販売促進、マークダウン、補充などの能力を大幅に改善することが可能になる。

 他に、Blue Yonderの高度な予測機能をライフサイクルが短い商品に適用することで、例えば生鮮食料品チェーンでは、廃棄の削減や労働力の最適化、持続可能性の改善を図ることができるとしている。

 買収は同年8月中に完了する見込み。Blue Yonderの創業者で元CERNの物理学者であるMichael Feindt博士は、買収後も両社のイノベーションに関するリーダーシップをとる。また、CEOのUwe Weiss氏は、JDA のOperating Committeeに参画する予定だ。

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