ニュース
遠隔操作可能な「webOS」搭載デジタルサイネージを提供開始:組み込み開発ニュース
LGエレクトロニクス・ジャパンは、中国の上海普承と連携し、遠隔操作などの機能を高めた「webOS」搭載デジタルサイネージを展開する。「SM5K」シリーズなど、現行7シリーズを対象に受注販売を行い、2018年内の運用開始を目指す。
LGエレクトロニクス・ジャパンは2018年7月26日、中国の上海普承と連携し、遠隔操作などの機能を高めた「webOS」搭載デジタルサイネージを展開すると発表した。現行の7シリーズを対象に受注販売を行い、同年内の運用開始を目指す。
webOS搭載のデジタルサイネージは、電源とLANケーブルのみで再生ができる。これまでモニター1台につき1台必要だった外付けの再生機器が不要になるため、省スペース化につながる。
上海普承が提供するソフトウェア「iMWorld Cloud Digital Signage」と連携し、PCやスマートフォンなどを使って遠隔操作できる。複数台のモニターに対する一括配信にも対応しており、モニターごとに違ったコンテンツを流す場合でも、一括で操作できる。管理者はコンテンツ内容を遠隔モニタリングし、モニター温度やエラー情報の確認、電源のオン・オフ操作も遠隔で行える。
対象シリーズは、「SM5K」「4K」「ウルトラストレッチ」「XS」「LS75」「LV/VH」「XE」の7シリーズ。今回のwebOSオープンソース化により、今後は新たな第三者団体との連携も進め、ユーザー環境に合わせたカスタマイズを行うとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- パナソニックのデジタルサイネージは空間演出へ、鍵は横連携にあり
パナソニックが新デジタルサイネージソリューション「AcroSign」について紹介。AcroSignの事例として、体験型エンターテインメント公演「フエルサ ブルータ」の劇場エントランスやロビーの空間演出に用いている技術を説明した。 - 国内デジタルサイネージ市場が倍増へ、2020年度に3361億円
矢野経済研究所は、国内のデジタルサイネージ市場の調査結果を発表した。2016年度の市場規模は、推計で前年度比116.2%の1487億7500万円。大型に加え、小型のデジタルサイネージもコミュニケーションツールとして需要が拡大している。 - お、クッキーのいい香りが……ってこれデジタルサイネージかよ!
リコーは、「リテールテック2017」において、デジタルサイネージの表示と連動した芳香(香り)を出す「香りサイネージ」を参考出展した。今後テスト導入を進めながら、正式な商品化を図りたい考え。 - プラズマパネル生産工程に潜む“不良因子”を探せ――LGのビッグデータ活用
SAS Institute Japanが開催したイベント「Analytics 2014 SAS FORUM JAPAN」で韓国LG電子がビッグデータ分析を活用したプラズマディスプレイパネル(PDP)の品質改善の取り組みを紹介した。 - LGが有機ELテレビを国内発売、大画面有機ELで生き残った理由
LGエレクトロニクスが有機ELテレビ「LG OLED TV」シリーズの国内販売を開始する。ソニーやパナソニックなど家電各社が撤退状態となった大画面有機ELテレビでなぜLGだけが生き残ったのか。