Javaコードのテスト自動化基盤パッケージを発売:組み込み開発ニュース
テクマトリックスは、Javaソースコードのビルド、静的解析、バグ検出の自動化環境を提供する「Jenkins Platform Package for Java」を発売した。Javaコードのテスト自動化環境を構築し、早期にバク検出する仕組みを提供する。
テクマトリックスは2018年7月19日、Javaソースコードのビルド、静的解析、バグ検出の自動化環境を提供する「Jenkins Platform Package for Java」を発売した。
同パッケージは、オープンソースの継続的インテグレーション支援ツールJeikinsを中心としてJavaコードのテスト自動化環境を構築し、早期にバク検出する仕組みを提供する。現在利用中、または指定の構成管理ツールやビルドツールと、Java対応の静的解析および単体テスト自動化ツールであるParasoftの「Jtest」を組み合わせた環境を構築する。構築した自動化基盤は必要に応じて、テストやデプロイ、リリースなどの機能拡張にも対応している。
国内で実績のあるJtestは、約1000種類のコーディングルールやバグ検出ルールによって徹底的なソースコード解析を実施。コーディングルールの標準化や受け入れ検証時のバグ検出によって、ソースコードの品質向上とソースコードレビューの工数削減が期待できる。
Eclipse4.6やIntelliJ 2016.3、NetBeans8.2に対応し、Jtest専用のビュワーから解析結果を参照できる。また、構築後の運用をスムーズにするために、技術面および運用面のスキルトランスファーを行うとともに、構築後3カ月間の運用保守サービスも提供する。
その他、コーディングルールやバグ検出ルール選定サービスや、UIテスト自動化ツール「Ranorex」による機能、回帰テスト自動化などのオプションサービスも提供する。
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