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減少傾向にある果樹農家を支援する自律型農業ロボットの開発に着手スマートアグリ

ユニリタと銀座農園は、自律型農業ロボットの開発に着手した。減少傾向にある福島県の果樹農家が少人数でも大規模経営ができるよう、農業ロボットソリューションで支援する。

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 ユニリタと銀座農園は2018年7月25日、自律型農業ロボットの開発に着手したと発表した。同取り組みは「福島イノベーション・コースト構想」の一環で、福島県が推進するロボットを活用した地域復興実用化開発等促進事業に参画するものだ。

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福島イノベーション・コースト構想に基づき整備される「福島ロボットテストフィールド」(クリックで拡大) 出典:ユニリタ

 両社が取り組むのは、AI(人工知能)による果樹農業データプラットフォームの構築と、リモートセンシングによる自律型ドローンおよびクローラー型農業ロボット、マニピュレータ系農業ロボットの開発だ。過酷な労働環境と高齢化が進み減少傾向にある福島県の果樹農家が、少人数でも大規模経営ができるよう農業ロボットソリューションで支援する。

 両社は地元企業や大学機関とも連携し、農場内の生育状況の可視化、土壌状況や温度環境の把握、データ化及びAIによる最適な営農アドバイス、農業用車両の自律化制御システムの開発、農業用ロボットの企画・開発を進め、実用化開発を目指す。

 共同開発は2020年度までを第1フェーズとし、福島県浜通り地区の梨農家への導入を目標とする。その後、日本各地の果樹農家への導入と、農業向けソリューションの製品化を目指す。

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