連載
3D CADで最適化と静的応力解析やってみた:トポロジー最適化とは何か(3)(2/3 ページ)
今回は3D CADに付属するシミュレーション機能の一環としてのトポロジーの最適化機能を取り上げてみたいと思います。
軽量化してみよう
ここからさらに軽量化できないかを検討してみます。
新規スタディーを作成しますが、ここで「シェイプ最適化」を選択します。
荷重条件や材料(鋼)の定義は、静的応力解析と同様です。ここで、トポロジー解析化特有の設定を定義します。前回と違って今回は、全てを設計領域にはせず、保持すべき領域を定義します。リングの部分と荷重がかかる面の上のボリュームを指定します。
さらに、対称条件を定義しました。今回は肉厚方向の中間と左右対称の面です。
最適化の条件はデフォルトのままにしておきます。(ターゲットの質量は30%、剛性を最大化)
前回では質量を60%で計算していたので、もう少し厳しい状況ということになります。この設定で解析を実行します。
円周率のπを逆さまにしたような解析結果がでましたが、設定は前回とは違いますが、基本的には前回、OPTISHAPE-TSで解析した結果と同様の傾向になっています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.