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自動車業界の求人数が6%アップ、電気・ソフト技術者ニーズは増MONOist×JOBS 転職市場動向

技術者の転職市場を毎月レポートする「MONOist×JOBS 転職市場動向」。今回は、2018年6月の製造業全体および自動車業界の求人数についてお話しします。

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本記事は技術者のための転職サイト
E&M JOBS」からの転載です。



技術者の転職市場を毎月レポートする「MONOist×JOBS 転職市場動向」。今回は、2018年6月の製造業全体および自動車業界の求人数についてお話しします。

2018年6月の求人件数 製造業全体では3.2%増加

 2018年6月の製造業全体の求人件数は、前月から3.2%増加しました。

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2018年6月、業種別求人件数の前月比増減率および募集状況

 業種別に見ると、最も増加率が高かったのは「自動車・自動車部品・輸送用機器」で6.0%アップ。「半導体・電子部品」(3.7%増)は引き続き募集が活発で、特に「制御設計・組込みソフトウェアエンジニア」の求人が増加しました。

 反対に求人件数が減少したのは「家電・AV機器・通信機器・OA機器」(0.4%減)、「重電・重工業・プラント」(6.6%減)、「工作機械・製造機械・半導体製造装置」(1.8%減)、「精密機器・測定機器」(1.9%減)。「工作機械・製造機械・半導体製造装置」のうち、工作機械メーカーの募集状況は落ち着いているものの、半導体製造装置メーカーは半導体の需要増を背景に中途採用が活況となっています。

自動車業界の電気・ソフト系求人が増加 異業界からの転職が活況

 「自動車・自動車部品・輸送用機器」の求人件数は前月と比べて6.0%増えました。

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2018年6月、自動車業界における職種別求人件数の前月比増減

 電気・電子・ソフト・半導体エンジニアは「研究・開発」(13.5%増)、「電気設計・回路設計」(8.0%増)、「制御設計・組込みソフトウェアエンジニア」(9.4%増)、「生産技術・製造技術」(12.5%増)を中心に求人件数が増加。自動車は巨大な電子機器といえるほど電子化が進んでおり、今は電気の制御なしには走ったり止まったりといった基本的な動きもできません。自動運転技術やコネクテッドカーの開発も電気・ソフト系エンジニアのニーズ拡大に拍車を掛けています。

 現在の自動車業界はこれまでなかった新しい技術が次々と生まれており、「100年に1度の大変革期」といわれています。異業界出身のエンジニアを求めている自動車メーカーがほとんどで、業界未経験でもチャレンジしやすい状況。例えば、OA機器の画像処理や画像認識の経験は車載カメラに、携帯電話や通信機器の無線通信技術の経験は自動ブレーキのセンシングに生かせます。

 自動車業界は日本の基幹産業。高待遇の企業も多く、転職で年収などの条件面が良くなる可能性もあります。「自分の経験が自動車業界で生かせるのか分からない」「どんな会社が自分に合っているのか知りたい」という方は、ぜひE&M JOBSにご相談ください。

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長嶋一樹
技術職専門のコンサルタント。自動車業界や半導体業界の転職支援に豊富な実績があり、異業界からの転職サポートも得意としている。担当企業の訪問を月に2〜6回行っており、情報収集に注力。転職希望者への情報提供に強みを持っている。一児の父。好きなお菓子はアルフォート。

E&M JOBS(イーエム・ジョブズ)
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