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デンソーが初の一般向け工場見学コース、メーターの製造工程が学べる工場ニュース(1/2 ページ)

デンソーは2018年6月27日、高棚製作所(愛知県安城市)内に新設した一般見学が可能な工場見学コース「TAKATANAファクトリーツアー」を報道陣向けに公開した。同社が一般向けに工場見学コースを設けるのは初めてで、主な対象は小学校高学年となる。

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 デンソーは2018年6月27日、高棚製作所(愛知県安城市)内に新設した一般見学が可能な工場見学コース「TAKATANAファクトリーツアー」を報道陣向けに公開した。同社が一般向けに工場見学コースを設けるのは初めてで、主な対象は小学校高学年となる。同年7月4日から同社Webサイトでの一般予約を受け付け、小中学校が夏休みに入る7月23日から見学を始める。

「TAKATANAファクトリーツアー」のスタート地点となる高棚ホール内に設置された巨大メーターオブジェ
「TAKATANAファクトリーツアー」のスタート地点となる高棚ホール内に設置された巨大メーターオブジェ(クリックで拡大)

 併せて行われた開所式に登壇したデンソー 専務役員の都築昇司氏は「これまでも自動車部品メーカーとして、顧客である自動車メーカーなど向けの工場見学は行っていた。それとは違い、今回の工場見学コースは、地域の皆さまや一般の方向けにデンソーのモノづくりを見ていたくために用意した。当社としても初の取り組みでまだ慣れないところもあるが、本日を改善の1日目として、より良いものにしていきたい。主なターゲットは小学校5年生だ」と語った。

 開所式では、TAKATANAファクトリーツアーのエントランスに設けられた巨大メーターオブジェのアンベールや、安城市長の神谷学氏による祝辞、工場見学コースを先行体験する高棚小学校の小学5年生の2人が加わったテープカットなどが行われた。

「TAKATANAファクトリーツアー」のテープカットの様子
「TAKATANAファクトリーツアー」のテープカットの様子。左から、安城市高棚町 町内会長の長坂勝継氏、安城市長の神谷学氏、高棚小学校 小学5年生の杉原帆南さんと鈴木元騎くん、デンソー 専務役員の都築昇司氏、同社常務役員の武内裕嗣氏と岩井一浩氏(クリックで拡大)

高棚製作所はデンソー5番目の工場

デンソー 高棚製作所長の吉田光宏氏
デンソー 高棚製作所長の吉田光宏氏

 TAKATANAファクトリーツアーが行われる高棚製作所は1974年に設立された、デンソー5番目の工場になる。安城市内を流れる稗田川の源流に位置し、敷地面積は約37万5000m2、建屋の延べ床面積は23万4000m2。従業員数は2918人。生産品目はスピードメーターやタコメーターなどのメータークラスタの他、ミリ波レーダーや画像センサーなど「安心と安全にかかわる製品の中核生産拠点の1つ」(デンソー 高棚製作所長の吉田光宏氏)である。

高棚製作所の構内図の模型
高棚製作所の構内図の模型。メーターを生産する「501ファクトリー」の「501」は、高棚製作所がデンソー5番目の工場で、その1つ目の建屋であることに由来している(クリックで拡大)

 TAKATANAファクトリーツアーで見学するのは、高棚製作所の主力生産品目であるメーターの製造工程である。まず、工場見学のスタート地点となる高棚ホールには横幅7×高さ2.7mの巨大メーターオブジェや、3面スクリーンに投影する未来の自動車社会をイメージしたアニメーションを映し出す「オリエンテーションシアター」がある。そこから、専用のラッピングバスに乗り込んで、メーターの製造建屋である「501ファクトリー」に向かう。

「オリエンテーションシアター」のアニメーションには案内役のキャラクター「メータくん」と、工場の作業員をイメージしたキャラクター「クラフトさん」登場。2046年の未来の自動車社会を紹介する(クリックで拡大)
ツアー専用のラッピングバス
ツアー専用のラッピングバス(クリックで拡大)

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