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「パナソニックのランボルギーニに」、岩佐琢磨氏率いるShiftallが本格始動ベンチャーニュース(2/2 ページ)

パナソニックの100%子会社であるShiftall(シフトール)は2018年6月25日、東京・浅草橋に構えた本社内を報道陣向けに公開。併せて同社の企業ロゴも初披露した。

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Shiftallはランボルギーニ!?

 岩佐氏は、パナソニックにおけるShiftallの存在意義を説明するために、フォルクスワーゲングループにおけるランボルギーニを取り上げた。「大衆車を扱うフォルクスワーゲンの中で、エッジがきいていて、(価格が)高くて、けど感動的ですごいクルマを出している。当社もパナソニックブランドとは異なる形で、Shiftallブランドの製品を展開していく」(同氏)。そして、Shiftall初の製品については、2019年1月開催の「CES 2019」までに披露できるよう開発を進めて行くとした。

 その一方で、Shiftallにはパナソニックとのコラボレーションも期待されている。「Shiftallブランドの製品だけでなく、パナソニックブランドの製品開発にも積極的に貢献していく」(岩佐氏)。連携対象としては、岩佐氏のレポートラインとなる馬場渉氏が本部長を務めるビジネスイノベーション本部の他、その馬場氏がシリコンバレーを中心に進めているプロジェクト「HomeX」や渋谷を拠点とする実験プロジェクト「100BANCH」、アプライアンス社の未来の「カデン」を生み出すプロジェクト「Game Changer Catapult」などだ。既に、これらのプロジェクトの人員がShiftallに常駐するなどして連携が始まっている。

パナソニックにおけるShiftallの連携対象
パナソニックにおけるShiftallの連携対象 出典:Shiftall

 なお、社内公開とともに、オフィス管理のために社員が開発したIoTガジェットや、100BANCHが開発した行灯型照明「ランターナ」、RED Dot Design Award2017を受賞したパーソナル空間を作り出すウェアラブルデバイス「WEAR SPACE」なども披露された。

五味捨代スイッチWeChime オフィス管理IoTガジェット第1号「五味捨代スイッチ」(左)は、たまったごみのごみ捨て担当をbotがランダムに決めるスイッチ。第2号「WeChime」は、入り口のチャイムの音がオフィス内に聞こえにくいので、オフィス内のチャイムも連動して鳴るようにしたもの(右)(クリックで拡大)
勤怠管理bot連動名札くん名札ボードの裏側 オフィス管理IoTガジェット第3号は「勤怠管理bot連動名札くん」(左)。名札を裏返すだけで出退勤時間の管理が可能に。名札ボードの裏側はこんな感じ(右)(クリックで拡大)
ランターナWEAR SPACE 100BANCHが開発した行灯型照明「ランターナ」(左)。側方4面の透過型液晶ディスプレイの表示がさまざまに変化する。4面合計の表示サイズが16インチのバージョンは初公開。パーソナル空間を作り出すウェアラブルデバイス「WEAR SPACE」(右)(クリックで拡大)

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