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フィリピンに生産棟を新設、電子部品の需要拡大に向け生産能力を強化:工場ニュース
村田製作所の生産子会社、Philippine Manufacturing Co.of Murataが新生産棟を完成した。生産能力を強化し、高機能化が進むモバイル機器や自動車向け電子部品の需要増に対応する。
村田製作所は2018年3月16日、生産子会社のPhilippine Manufacturing Co.of Murata(フィリピン、バタンガス州)が同日、新生産棟の竣工式を執行したと発表した。
フィリピンで2棟目となる新生産棟はRC造2階建で、延床面積7万3117m2、建築面積は3万2278m2。50億円(建物のみ)を投資して建設された。
Philippine Manufacturing Co.of Murataでは、積層セラミックコンデンサーを製造している。生産棟の新設により、高機能化が進むモバイル機器や、自動車の電子部品のさらなる需要増に対応するため、生産能力を拡大する。
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