他社のフィラメントも使えるプロ向け小型3Dプリンタ「ダヴィンチJr. 1.0 Pro」などを発売:3Dプリンタニュース
XYZプリンティングジャパンは、オープンフィラメント式のプロ向け小型3Dプリンタ「ダヴィンチJr. 1.0 Pro」と、シリーズ最小軽量の3Dプリンタ「ダヴィンチnano ホワイト」を販売する。
XYZプリンティングジャパンは2018年3月23日、オープンフィラメント式のプロフェッショナル向け小型3Dプリンタ「ダヴィンチJr. 1.0 Pro」と、シリーズ最小軽量の3Dプリンタ「ダヴィンチnano ホワイト」を同年4月2日に発売すると発表した。
価格は、ダヴィンチJr. 1.0 Proが Pro 6万9800円、ダヴィンチnano ホワイト単体が2万7800円、ダヴィンチnano ホワイトのWi-Fiセットが2万9800円、ダヴィンチnano ホワイトのアカデミーパックが4万9800円(各税別)だ。
ダヴィンチJr. 1.0 Proは、エクストルーダーの温度調節ができ、他社製のフィラメント(PLA、タフPLA、PETG素材で直径1.75mmのもの)が使用できる。9点校正システムを搭載。プリントモジュールとプリントプラットフォームの距離を正確に感知でき、従来品より高品質な造形ができる。
3Dプリンタソフトウェア「XYZware Pro」は、温度、速度などの各種パラメータが設定可能になった。印刷速度は最大100mm/秒に向上。冷却効果を強化するウィンドダクトの搭載により、さらに詳細な造形ができる。
ダヴィンチnano ホワイトは、体積が「ダヴィンチmini」の6割で、製品重量は4.7kg。プリント出力サイズは12×12×12cm。プリント状況は、3色のLEDライトで表示する。材質は、コーンスターチが原料のPLAプリント材質を用いている。インタフェースはワンボタン型を採用し、3Dプリントがシンプルな操作でできる。
XYZmaker Mobileアプリに対応しており、ダヴィンチnanoにアプリから直接データをインポートし、出力できる。簡単な3Dモデリングデータやデザイナー3Dモデリングデータをダウンロードしたり、3Dモデリングを容易に作成可能だ。
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