みずほの“サグラダファミリア”が動き出す、自動車業界が学べることは?
先週末、幾つかのWebメディアで、みずほフィナンシャルグループが2018年6月から次期勘定系システムに移行するというニュースを見かけました。金融分野のシステムは全くの不得手ですが、月々の給与の振込先がみずほ銀行の口座なので、何事かと気になり記事を読んでしまいました。
現在、ATMでの入出金や口座管理、融資、為替、信託などを扱う勘定系システムは、みずほ銀行とみずほ信託銀行で分かれており、みずほ銀行の中でも旧みずほ銀行と旧みずほコーポレート銀行に分裂しているようです。こうしたシステムを一元化するというのが今回の発表でした。
みずほフィナンシャルグループはこうした取り組みにより、システムのスリム化や効率化を図ります。シンプルなシステム構成とすることで柔軟性を高め、新規開発の期間短縮やコスト削減にもつなげるとのことです。
なるほどなあ……と思ってあちこちの記事を見ていると、インターネット掲示板の口さがないコメントにも遭遇しました。「サグラダファミリアが完成したのか。動いても動かなくても歴史的な出来事だな」「口座のカネを別の銀行に移さないと」「給料の振込が間違って2倍になることに期待」などと書き込まれています。
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