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トヨタが「Creo」「Windchill」のライセンスをサブスクリプションに移行製造IT導入事例

PTCは、トヨタ自動車が3D CADツール「Creo」とPLMツール「Windchill」の契約形態をサブスクリプションライセンスに変更したことを明らかにした。2002年からエンジンユニットの設計開発と生産にCreoとWindchillを採用しているトヨタ自動車は「いち早くサブスクリプションライセンス体系への移行契約を締結した」(PTC)という。

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 PTCは2018年1月11日、トヨタ自動車が3D CADツール「Creo」とPLMツール「Windchill」の契約形態をサブスクリプションライセンスに変更したことを明らかにした。

 次世代のクルマづくりの環境はこれまでとは比較にならない程のスピードと規模で変化している。PTCは、この状況に顧客が対応できるよう、環境や需要の変動といったさまざまな変化に対して適切に対応でき、情報システムのより効率的な活用が可能なサブスクリプションライセンス体系に移行するための環境を整備している。

 2002年からエンジンユニットの設計開発と生産にCreoとWindchillを採用しているトヨタ自動車は「いち早くサブスクリプションライセンス体系への移行契約を締結した」(PTC)という。

 今後は、トヨタグループにおける「仕事の進め方改革」の礎とすべく、トヨタ自動車および同社海外拠点、グループ企業に対しても、柔軟性が高く、変化対応に強いサブスクリプションライセンス体系の展開を進めるとしている。

 またPTCが展開を注力している産業用IoT(モノのインターネット)プラットフォーム「ThingWorx」についても、トヨタ自動車が評価を始めていることも明らかにした。2017年12月開催のユーザーイベント「PTC Forum Japan 2017」では、基調講演に登壇したトヨタ自動車 エンジニアリングIT部長の細川昌宏氏が、日立製作所と開発を進めている「工場IoTプラットフォーム」の「見える化」や「共通解析アプリ」の部分にThingWorxの採用を検討しているとしていた(関連記事:トヨタらしいIoTは「必要なモノを、必要な時に、必要なだけ」)。

 PTCは、国内最大手の自動車メーカーであるトヨタ自動車によるサブスクリプションライセンスへの移行やThingWorxの評価採用をてこに、自動車業界への提案活動を加速させたい考え。

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