ニュース
次世代型介護福祉サービスなどの提供に向けて業務連携:医療機器ニュース
CYBERDYNEと損害保険ジャパン日本興亜が包括的業務連携を発表した。CYBERDYNEのサイバニクス技術とリスクファイナンスを融合させ、次世代型サービスの開発・提供を進める。
CYBERDYNEは2017年10月25日、損害保険ジャパン日本興亜(損保ジャパン日本興亜)と包括的業務連携に関する協定を締結したと発表した。CYBERDYNEのサイバニクス技術とリスクファイナンスを融合させて次世代型サービスの開発・提供を進め、健康で豊かな社会システムの構築を目指す。
CYBERDYNEは、人やロボット、情報系が融合・複合したサイバニクス技術に強みを持つ。主に医療、介護福祉、生活分野を対象とし、サイボーグ型ロボット「HAL」などの革新的サイバニックシステムを開発している。一方、損保ジャパン日本興亜は、損害保険事業を中心に、介護やヘルスケア事業などの領域を展開している。
両社が業務連携することで、サイバニクス技術を活用した次世代型介護福祉サービスを提供する。また、企業や健康保険組合などを通じたサイバニクス技術を活用し、次世代型健康増進サービスを提供する。
関連記事
- 「がんばらない介護」をIoTで安価に支援、キヤノンMJとベンチャーが共同開発
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、IoT関連ベンチャーのZ-Worksと資本業務提携を行い、IoTを活用した介護支援ビジネスを本格展開すると発表。安価な非接触センサーを複数使うことで入居者の状態を検知する「居室見守り介護支援システム」を共同開発し、大手〜中堅の有料老人ホーム向けに展開する。 - 介護施設や保育施設を見守るミリ波レーダー、79GHz帯化で10分の1サイズに
京都大学のCenter of Innovation(COI)とパナソニックは、離れたところから高精度に心拍数と心拍間隔を計測できる生体情報センシングセンサーを小型化/高感度化した「非接触ミリ波バイタルセンサー」を共同開発した。2018年度に保育施設などで予定されている実証実験を経て、さまざまなアプリケーションの検討を進めていく。 - 介護業務の効率を約30%向上、コニカミノルタのケアサポートソリューション
コニカミノルタジャパンは2016年6月29日、東京都内で会見を開き、事業方針を説明した。ヘルスケア関連では、介護事業者の業務を効率化できる「ケアサポートソリューション」の展開に注力する方針である。 - コミュニケーションロボット市場は2020年に87億円へ、介護需要と東京五輪で拡大
矢野経済研究所が、国内コミュニケーションロボット市場の調査結果を発表。介護用途や、東京オリンピック・パラリンピックに向けた観光案内、多言語対応用途などでロボットの導入が進み、2020年度の国内市場規模を87億4000万円になると予測する。 - 「介護向けアシストスーツを実質1万円」の挑戦
入浴補助やベッドからの移乗など介護現場における作業負荷を軽減する1つの提案がパワードスーツだが、価格的な問題もあり広く普及しているとはいえない。法政大学の石井教授は「介護現場向けのアシストスーツを実質1万円」で提供するという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.