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IoTやAI活用の妊産婦見守り支援サービス開発に向け、4カ月間の共同実証:医療機器ニュース
看護師が24時間365日常駐する富士通グループのコールセンターと奈良県立医科大学が連携し、周産期における妊産婦の生活状況や健康状態の定期的な確認、健康相談の一次対応を行う共同実証を開始する。
富士通は2017年9月13日、看護師が24時間365日常駐する富士通グループのコールセンターと奈良県立医科大学付属病院が連携し、同病院に通院している周産期の妊産婦約30人を対象に、電話による健康相談を中心とした共同実証を同年10月1日〜2018年1月31日まで実施すると発表した。
コールセンターでは24時間体制で妊婦からの電話を受け付け、健康相談や妊娠時の体調管理のアドバイス、病院に行くべきかの1次判断を担い、病院と情報連携する。また2週間に1度、妊婦に電話をかけ、健康状態を確認する。
最終的には、コールセンターの回答率やその対応に対する満足度などの評価指標、フィードバック分析に基づく効果測定、相談への回答内容を分析。妊産婦の血圧や体重などのデータと連携したIoTを使った見守りサービスの提供や、健康相談へのAI(人工知能)活用などの開発につなげていく計画だ。
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