ニュース
VR体験ソフト「SYMMETRY alpha」の最新版、太陽光や影のシミュレーション、音声認識などに対応:VRニュース
DVERSEは、建築、土木、デザイン、教育分野向けのVR体験ソフトウェア「SYMMETRY alpha」のバージョン1.2をリリースした。追加機能により、日付/時刻の変更や、Twitter連携設定などが可能になった。
DVERSEは2017年7月20日、建築/土木/デザイン/教育分野向けのVR体験ソフトウェア「SYMMETRY alpha(シンメトリーアルファ)」のバージョン1.2を発表した。
SYMMETRY alphaは、VR空間の中でイメージやデザイン、アイデアを正確に確認・共有し、円滑なコミュニケーションを可能とするソフトウェア。建築やデザイン、教育分野などで活用されている米Trimbleの3Dモデリングソフト「SketchUp」に対応しており、VR空間内で直観的な操作が可能だ。
バージョン1.2では、新たにSketchUpの「Scenes」「Shadows」をサポートし、「Daylight simulation機能」と「User Preferences機能」を追加した。Daylight simulation機能では、日付や時刻の変更や、太陽光と影のシミュレーションに対応可能となった。また、User Preferences機能では、音声認識の言語選択、Twitter連携設定などに対応している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 3D CADで作った3Dデータを生かし切るVRとARの進化
AI(人工知能)と同じく2016年にブームを迎えたVR(仮想現実)。2017年以降、このVRが、製造業や建設業の設計開発プロセスに大きな変化を与えそうだ。AR(拡張現実)についても、「デジタルツイン」をキーワードに3D CADで作成した3Dデータの活用が進む可能性が高い。 - 日本における製造ビジネス変革を加速、「和ノベーション」基盤構築で連携
ドイツのベッコフオートメーションとローランド・ベルガーの日本法人が日本における製造ビジネス変革において、業務提携することを発表した。「和ノベーション」の概念のもと、新たな価値を生みだす事業アイデアを早期具現化する「ラピッドプロトタイピング」の新手法確立を目指す。 - 「VR=仮想現実感」は誤訳!? VRの定義、「製造業VR」の現状と課題
製造業VR開発最前線 前編では、VRやAR、MRの概要、製造業向けVRの他の分野のVRとは異なる特徴、これまでの状況などを説明する。 - AR/VRヘッドセット市場規模は世界で228万台――2017年1〜3月
IDC Japanは、AR/VRヘッドセットについて、2017年第1四半期の世界と国内の出荷台数を発表した。世界のAR/VRヘッドセット出荷台数は228万台で高成長が続く。国内の出荷台数は5万3000台。PlayStation VRが国内市場を主導している。 - ワクワクを活力に伸びるVR市場、ところでVRとARとMRは何が違うの?
デル 最高技術責任者 黒田晴彦氏がVRのこれまでの歴史や現状の技術、今後予想できる動きについて、同社主催イベントで語った。VRとARとMRの定義の違い、活用方法の違いについても説明した。