ロッテがERPを刷新、SAPのHANAを採用へ:製造IT導入事例
SAPジャパンは、同社の次世代ERP「SAP S/4HANA」などのソリューションとクラウドサービス「SAP HANA Enterprise Cloud」をロッテが採用し、2017年7月より導入プロジェクトを開始すると発表した。
SAPジャパンは2017年6月28日、同社の次世代ERP「SAP S/4HANA」などのソリューションとクラウドサービス「SAP HANA Enterprise Cloud」をロッテが採用し、同年7月より導入プロジェクトを開始すると発表した。
国内有数の菓子メーカーであるロッテは、外食やホテル、スポーツなどのさまざまなグループ会社とともに多数の事業を展開している。同社では、以前よりSAPのソリューションを使用しているが、自社の成長や市場ニーズの多様化に対応するため、導入範囲や機能を段階的に拡張してきた。今回ロッテでは、将来のデジタル変革に対応する経営基盤システムとして、根本的な刷新が必要と判断した。
ロッテでは、2016年夏ごろから新システム導入の検討を開始。数社のソリューションを比較し、標準機能の豊富さや拡張性の面からSAPのソリューションの導入を決定した。今回は経営基盤整備の他に、経営の透明性強化も導入目的の1つとしており、グループ経営管理基盤となるCentral Financeや、予算、計画管理のBPC、統合リスク管理のGRC(ガバナンス、リスク、コンプライアンス)などの機能も活用していく予定だ。
また、運用基盤として採用したSAP HANA Enterprise Cloudによって、SAP S/4HANAの機能拡張や環境変化にもタイムリーかつ柔軟に対応できるようになる。
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