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IoT実現のカギは映像にあり、撮影するだけで使える見える化システム:FAニュース
日立産業制御ソリューションズは、現場全体の人やモノの動きを把握し、業務改善を支援する状況収集・可視化システム「VSIP」の提供を開始した。カメラ映像の情報から現場全体の人やモノの動きを把握し、IoT導入に活用する。
日立産業制御ソリューションズは2017年6月16日、現場全体の人やモノの動きを把握し、業務改善を支援する状況収集・可視化システム「VSIP(multi-View added Service for IoT Platform)」の提供を開始した。製造業や流通業を中心に販売を進め、2020年度に80億円の受注を目指す。
VSIPは、カメラ映像の情報から現場の状況を可視化し、IoT(モノのインターネット)の環境を構築するシステム。複数のカメラが撮影した360度の映像を合成し、現場全体を見下ろしたような1枚の俯瞰映像を表示する。この俯瞰映像に、カメラの映像から画像センシングした人/モノの動態などの情報を重ねて表示。これにより、現場全体の状況把握が可能になるとしている。
現場のリアルタイムな状況や過去の状況は、遠隔地からも確認できる。現場で起こる変化を立体的な俯瞰映像で把握し、気になる箇所はズームしてさまざまなアングルで確認したり、過去の映像と比較することで、状況が変化した理由を解析して改善につなげる。
同社では今後、VSIPを活用したサービスを展開し、製造・物流現場の業務改善を支援するとしている
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