「ThingWorx 8」に“ネイティブ”な4つの新機能、役割ベースアプリも新たに追加:LIVEWORX 2017(2/2 ページ)
PTCは、年次ユーザーカンファレンス「LIVEWORX 2017」において、IoTプラットフォームの新バージョン「ThingWorx 8」を発表。PTCがThingWorx以降に買収してきたさまざまな企業のソフトウェア/ツールがより緊密に統合され、“ネイティブ”な機能として加わった。生産ライン向けの役割ベースアプリケーションも追加する。
生産ライン向けの役割ベースアプリケーションも投入
ThingWorx 8に併せて、ThingWorxを基にした役割ベース(Roll-Based)のアプリケーション群を追加することも発表した。既存の役割ベースアプリケーションとしては、前回の「LIVEWORX 2016」で発表した「PTC Navigate(現在はThingWorx Navigateに改称)」がある(関連記事:「PTC Navigate」は1年で10万ユーザーを達成、2017年末は「Windchill 12」投入)。
PTC 製品&市場戦略担当エグゼクティブバイスプレジデントのキャサリン・ミットフォード(Kathleen Mitford)氏は「多くのユーザーを獲得したThingWorx Navigateの成功事例を基に、今回は生産ライン向けの役割ベースアプリケーションとして『ThingWorx Manufacturing Apps』を投入することにした」と説明する。
ThingWorx Manufacturing Appsは、ThingWorxとさまざまな産業オートメーションデータを収集できるKepwareの技術の組み合わせから生み出された。生産ラインの制御担当者向けの「Contorols Adviser」、さまざまな機器から得られる情報を遠隔監視する担当者向けで予防保全などに活用できる「Asset Adviser」、生産ライン全体を管理する工場長など向けの「Production Adviser」の3種類のアプリケーションが用意されている。
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