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従来比1.3倍の高負荷容量と高速回転性能を両立、新しい円すいころ軸受を提案:人テク展2017 開催直前情報
NTNは「New Technology Transforms the Next 〜世界を滑らかにする仕事〜」をテーマに、モーターやアクチュエーターなど自動運転や燃費向上に対応した電動モジュール製品を展示する。
NTNは2017年5月11日、「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2017」(2017年5月24〜26日、パシフィコ横浜)の出展概要を発表した。
「New Technology Transforms the Next 〜世界を滑らかにする仕事〜」をテーマに、モーターやアクチュエーターなど自動運転や燃費向上に対応した電動モジュール製品を展示する。
自動車向け円すいころ軸受けの新製品を初出展する他、従来比30%の軽量化を図ったリア用ドライブシャフトや、駆動用モーター向けグリス潤滑高速深溝玉軸受け、ISG(モーター機能付き発電機)搭載エンジン用の可変ダンパー式オートテンショナーも紹介する。オートテンショナーは、ベルトの張力をエンジン始動時に強く、定常運転時に弱く、自動で調整することで始動時の安定性と走行中の燃費向上に貢献する。
円すいころ軸受けの新製品は高負荷容量と高速回転性能を両立させた。従来比1.3倍の高負荷容量を実現し、定格寿命は2.5倍以上に向上。ころと内輪、保持器との滑り接触部の形状を最適化することにより、許容回転速度は10%改善している。
人とくるまのテクノロジー展2017
会期 | 2017年5月24日(水)〜26日(金) |
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時間 | 10:00〜18:00(5月26日は10:00〜17:00) |
会場 | パシフィコ横浜 |
NTN ブースNo. | 373 |
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