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自動設計機能を強化した照明設計解析ソフトウェアの販売開始CAEニュース

サイバネットシステムは、照明設計解析ソフトウェアの最新バージョン「LightTools 8.5」の販売を開始した。自動設計機能の強化により、無影灯やデイタイム・ランニング・ランプの開発をより効率的に行えるようになった。

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 サイバネットシステムは2017年4月18日、照明設計解析ソフトウェア「LightTools」の最新バージョン8.5の販売を開始した。LightToolsは米Synopsysが開発し、サイバネットシステムが国内で販売/サポートをしている。

 LightToolsは、LED照明/液晶ディスプレイ用バックライト/プロジェクター/自動車の室内照明/デイタイム・ランニング・ランプ(DRL)などの照明光学系の設計/解析を行うソフトウェア。試作前の設計支援や、試作後の詳細解析、実機との比較検証などの用途で利用されている。

 最新バージョンでは自動設計機能を強化し、無影灯やDRLの開発をより効率的に行えるようになった。ライトガイドの設計においては、ライトパイプのモデリング/解析/光放射を制御するためのライトパイプの光抽出構造の最適化を自動化するツールであるライトガイドデザイナーを強化。さまざまな断面形状の指定、ジオメトリのコントロール、解析機能の改善により、ツールの柔軟性と使いやすさが向上した。

 また、自由曲面設計機能を改良し、照度/強度の分布ターゲット、光源の収集角度と配光分布、ジオメトリ設定に基づいた自由形状の設計と最適化を可能にした。これにより、高い光利用効率でコンパクトな照明光学系が開発できる。曲面受光器の機能も拡張し、複雑な面上に収集された照度データを面上に直接表示するため、結果の解釈と最適化が効率的に行える。

 さらに、3Dデザインビュー上に照度のラスターチャートを表示し、照度データの方向と分布を確認できる描画機能も強化した。自由曲面受光器のサンプルとしてドーム型のLED電球モデルを登録するなど、LightTools 8.5の新機能を試せるサンプルモデルも多数用意している。

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自由度の高い形状やターゲット設定
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入射面のコーニック面形状指定
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さまざまな受光器メッシュマッピング
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LED電球のドーム面上への照度分布表示

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