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サイネージ機能を追加し、動画撮影機能を強化したリハビリナビシステム新版:医療機器ニュース
パナソニック エコソリューションズ社は、新たにサイネージ機能を加え、動画撮影機能を強化したリハビリナビゲーションシステム「デジタルミラー Ver.5」を出荷開始した。
パナソニック エコソリューションズ社は2017年3月10日、新たにサイネージ機能を加え、動画撮影機能を強化したリハビリナビゲーションシステム「デジタルミラー Ver.5」を出荷開始したと発表した。
デジタルミラーは、ミラーと映像を組み合わせたリハビリテーション用システム。介護施設や病院向けの製品で、画面上の見本映像と鏡に映る自分の姿を見比べて、姿勢や動きを確認しながらトレーニングできる。ストレッチやバランス訓練に加えて、クイズやゲームと連動したトレーニングなどもそろえている。
デジタルミラー Ver.5では、新たにサイネージ機能を搭載。ミラーを利用していないときに、画像や動画を映し出せるようになった。画像や動画はあらかじめ登録されたもの以外に、利用者が撮影したものも保存して再生可能だ。フォトスタンドや掲示板のような利用方法を想定している。
また動画撮影機能も強化した。オプションカメラで撮影した動画を一時停止して、静止画として保存できるようになった。撮影した動画から1コマを抽出して、各関節の角度を測定することも可能だ。リハビリ前と後の画像を比較表示する機能も備えている。
デジタルミラー Ver.5のセット内容は、本体、立位バランス計、座位バランス計となる。サイズは70×185.5×60cm(台車部分を含む)。希望小売価格は281万円(税別)となる。
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