ファイル管理・共有サービスにダウンロード申請および承認機能を追加:CADニュース
富士フイルムイメージングシステムズは、クラウド型ファイル管理/共有サービス「IMAGE WORKS」にダウンロード申請/承認ができる機能を追加した。画像/動画コンテンツを適切に統制管理でき、利用促進にもつながる。
富士フイルムイメージングシステムズは2017年2月21日、クラウド型ファイル管理/共有サービス「IMAGE WORKS(イメージワークス)」に、ダウンロード申請/承認機能を追加したと発表した。IMAGE WORKSを利用して、画像提供サービスを行う日本野球機構と共同開発した。
この追加機能は、画像や動画コンテンツの適切な統制管理をするとともに、利用を促進する目的で開発された。画像/動画データなどのファイルを利用したいユーザーが、IMAGE WORKSのシステム画像上で必要な画像/動画を閲覧/検索し、管理者に利用申請をする。管理者は申請された情報を確認してから、ファイルのダウンロード許可を判断し、提供可能であればファイルのダウンロード専用URLを、申請したユーザーに送る仕組みだ。
管理者側は、利用申請の目的や提供履歴を確認/管理することで各ファイルの統制管理を強化できるほか、利用状況などの分析も可能になる。ユーザー側には、求める写真や動画を素早く見つけられるメリットがあるという。
IMAGE WORKSは、画像/動画データなどの効率的な共有/管理をサポートする、法人向けクラウド型ファイル管理/共有サービス。ファイルの取り扱いや管理が容易で、セキュリティも強固のため、多くの広報/宣伝業務で活用されてきた。日本野球機構が運営/管理する画像提供サービス「NPB Contents and Images Center」もその1つで、プロ野球の写真をゲーム会社やグッズメーカー、報道機関に提供するためIMAGE WORKSを採用している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 若手エンジニアたった1人のメーカー経営(前編)
若手でマルチなエンジニアが、たった1人きりでデザイン家電開発に取り組み、世界的デザイン賞も受賞。今回はその開発の軌跡を紹介する。 - 東芝やキヤノンが優位、微細加工技術の「ナノインプリント」
数十nm単位の微細加工に適した技術「ナノインプリント」。ある種の印刷技術を使って樹脂表面などに微細なパターンを転写する米国の大学発の先進技術だ。同技術の特許出願状況を調査したパテント・リザルトによれば、強い特許を持つ上位5社の中に、日本企業として東芝、キヤノン、富士フイルムが入った。 - 機械の健康診断「非破壊検査」の世界
今回は「非破壊評価総合展2009」の展示内容を紹介。日本非破壊検査協会のキャラクター「ノンディ」や古い検査装置も登場する - 実用化はどこまで? プリンテッド・エレクトロニクス業界の開発競争を読む
印刷技術を応用した回路・センサー・素子製造の技術はどこまで進展しているか? 各国がしのぎを削る開発競争を見る。 - 2012年に最も引用された特許は「有機EL」、どの企業の?
知財戦略の基礎は、自社の知財の把握と競合の知財のリサーチにある。パテント・リザルトは、2012年に最も引用された特許トップ100を集計、そのうち10位までを公開した。上位にはディスプレイ関係の特許が並んでいる。