タダでソフト開発の生産性と品質を上げる方法(2):フリーの組合せテスト自動生成ツール「PictMaster」:山浦恒央の“くみこみ”な話(92)(3/4 ページ)
「タダでソフト開発の生産性と品質を上げる方法」の第2回。今回は、ソースコードを簡単に分析し、計測するフリーの組合せテスト自動生成ツール「SourceMonitor」を紹介します。
4.PictMasterを使おう
直行表やオールペア法は手作業でも可能ですが、ミスが無く、早く生成できるようにするにはツールを使うと便利です。特に、無料の組合せテスト自動生成ツール「PictMaster」は非常に強力で、役に立ちます。ぜひ、お試しください。以下に、ダウンロードして使う手順を示します(環境は、「Excel 2007」以降が必須)。
4.1 ダウンロード
以下のWebサイトにアクセスし「PictMasterOA」をダウンロードしましょう。筆者は、「PictMasterOA 1.1.3.zip」をダウンロードしました。
https://ja.osdn.net/projects/pictmasteroa/
ダウンロードしたzipファイルを任意のフォルダに解凍しておきます。
次に、PICをダウンロードします。URLは以下の通りです。以下のWebサイトに行くと、自動的に「pict.msi」ファイルがダウンロードされます。
http://download.microsoft.com/download/f/5/5/f55484df-8494-48fa-8dbd-8c6f76cc014b/pict33.msi
4.2 インストール手順
ダウンロードしたpict.msiをダブルクリックすると、以下の画面が表れます。ここで、「Next」を選択し、次の画面に進みます(図1)。
図2に示すライセンス規約画面が表示されます。規約を読んだ後、「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを付け、「Next」を選択します。
図3に示すカスタム設定画面で「Next」を選択します。
図4の画面で、「Install」を選択します。
図5が表示されれば、PICTのインストール完了です。
次に、先ほど解凍した「PictMasterOA 1.1.3.zip」のファイル内にある「oalib」「oalibmix」を、インストールしたPICTフォルダにコピーします。結果、筆者のPICTフォルダは、図6のようになりました。
最後に、Javaのバージョン6以降をダウンロードしてください。Webサイトはhttp://java.com/ja/です。上記を見ても分からない場合は、解凍したPictMasterのフォルダにユーザーマニュアルが付いていますので、参照してください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.