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第4次産業革命を支えるIoTプラットフォームって結局何なの?いまさら聞けない第4次産業革命(10)(2/4 ページ)

製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。本連載では、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについてお伝えしています。第10回となる今回は、2016年から雨後のタケノコのように乱立する「IoTプラットフォーム」について説明したいと思います。

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雨後のタケノコのような「IoTプラットフォーム」

 矢面氏は引き続き、IoTによる新たなビジネスを生み出すために奮闘しているようです。今回は技術的なところで分からない点があったようですよ。

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印出さん、こんにちは。ちょっと困っていることがあるんです。


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矢面さん、こんにちは。どうしたの?


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今、グーチョキパーツでもIoT活用の仕組みを作ろうとして、いろんな企業の人と会っているんですが、みんな「IoTプラットフォーム」を提案してくるんです。


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まあ、それはいいことじゃない。


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それが違うんですよ。みんな「このプラットフォームを使えばすぐにIoT活用できます」というんですけど、よくよく聞くと指している対象範囲が違うんです。結局「IoTプラットフォーム」って何なんですかね。


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なるほど。それは確かに悩ましいところかもしれないわね。そもそもプラットフォームって何だか分かる?


 「プラットフォーム(Platform)」は、端的にいえば「土台」や「足場」「基盤」などの意味で用いられる言葉です。ソフトウェアの世界でいえば、アプリケーションソフトに対するOS(オペレーションシステム)などは、プラットフォームだといえます。ただ、一般的には、ソフトウェアだけでなくハードウェアやその他の付随する環境などを組み合わせる必要があるものに対して「プラットフォーム」を使います。

 従来のPC環境やスマートフォンの環境では、OSとアプリ、そして対応ハードウェアなどを総称してプラットフォームとしてきました。ただ、IoTとなるとプラットフォームはどういうことになるでしょうか。

 本連載「いまさら聞けない第4次産業革命」では、度々「IoTによる第4次産業革命は現在進行形で、正解の形というのは日々変化する」ということを訴えてきました。さらに「IoTの真価は、現場でいままでデータ化できなかった領域をデータ化できる点だ」ということを強調してきました。個別の現場や個別のビジネスモデルに落とし込んだ形で使い方が重要になるというわけです。

 だとすると、個々の現場や個別のビジネスモデルごとの「IoTプラットフォーム」が必要となり、それは現状では日々変化していくものということになるのは当然だといえます。定まった成功の形がまだない状況で“プラットフォーム”そのものもどこを支えるべきなのかを、個別のITベンダーやハードウェア企業が考えているという状況なのです。そのため、さまざまなカバー範囲を持つ「IoTプラットフォーム」がどんどん登場しているのです。

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各社のいう「IoTプラットフォーム」が定まったものでないとすると、使う側にはどういうことが求められると思う?


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「IoTプラットフォーム」だからといってうのみにせずに、彼らがいう「IoTプラットフォーム」が何なのかを見極めないといけないということですね。


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その通りよ。ただ、実際に行動に移すにはそれだけでは不十分ね。まずは「自分たちが何をやりたいのか」を固めないと必要なIoTプラットフォームは選べないもの。


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なるほど! 方向性が見えてきましたよ。


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