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タイヤ生産システムにAI技術搭載の分析プラットフォームを提供製造ITニュース

SAS Institute Japanは、AI技術を搭載した分析プラットフォーム「SAS Analytics for IoT」をブリヂストンに提供した。取得したデータや熟練技能員のノウハウを機械学習でモデリングし、生産工程を適切に自動制御する。

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 SAS Institute Japan(SAS)は2016年12月19日、AI技術を搭載した分析プラットフォーム「SAS Analytics for IoT」をブリヂストンに提供すると発表した。

 SAS Analytics for IoTは、システムの構築からデータ管理、モデリング、実行までを一貫して実行できるIoT(モノのインターネット)分析プラットフォームだ。製造現場における、センサーデータの取得や熟練技能員の持つノウハウのデータ化などに対応している。さらに、収集データを機械学習でモデリングし、品質のばらつきが発生しやすい製造要因を探り当てたり、その結果を基にして生産工程を適切な状態に制御/調整したりできる。

 ブリヂストンは、構築する新システムにSAS Analytics for IoTを採用。設計データやゴムなどの材料に関するデータ、タイヤの生産工程で得られる多数のビッグデータなどから、タイヤの品質に影響を与える条件を自動学習させる。この学習済みAIをデータ・サイエンティストがチューニングし、さらに実際の製造プロセスでの判断や動作を自動制御させる。これにより、これまで技能員のスキルに依存していたために発生していた品質のばらつきの低減を目指す。

 採用に当たっては、アナリティクスにおけるSASの豊富な実績と、データをリアルタイムで分析し、その結果に基づいてアクションまで自動制御できる点を評価した。

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