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職人技と3Dプリンティング、AI、IoTで、フルオーダーメイドの靴を製作:3Dプリンタニュース
ミリメーターは、3Dプリンタを活用した女性靴(パンプス)のフルオーダーメイドサービスを開始する。足を3D計測して解析し、特徴を3Dプリンタで木型に反映することで、靴に究極のフィット感を持たせることができる。
ミリメーターは2016年12月13日、3Dプリンタを活用した女性靴(パンプス)のフルオーダーメイドサービスについて発表した。2017年1月18日から、市ケ谷の「シューズカフェ」(東京都新宿区)で販売を開始する。既に先行予約を開始しており、価格は8万円からとなる。
ミリメーターは、靴づくりに最先端の技術を取り入れ、靴を手軽にオーダーメイドできる商品にすることを目指している。約2年の研究開発期間を経て、一人ひとりの足に合う女性靴を製造する手法を確立した。
パンプスはヒールがあり、靴ひもによる調整ができないため、オーダーメイドは靴の中でも特に難易度が高い。同サービスでは、足の計測や木型製作といった職人の作業工程をデジタル化。実足を全方位から3D計測し、骨の形状から腱膜の構造を科学的に解析し、足の特徴を3Dプリンタで木型に反映している。この手法は、靴のフィット感が向上する他、完成までのスピードが大幅にアップする。また、データ化により、足に合った靴をいつでも注文できるというメリットもある。
今後は、蓄積される足と靴の相関データをAIで解析し、人工知能と同社が開発したIoT(モノのインターネット)キットを活用することで、木型製作の工程を完全に自動化していく。足の計測や木型製作は3D、靴の製作は職人と分業でコストダウンを図り、女性が手軽に自分の靴を注文できるサービスを目指すとしている。
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