ニュース
2色階調が可能なデュアルフィードシステム搭載の3Dプリンタ：3Dプリンタニュース
XYZプリンティングジャパンは、2色グラデーション出力に対応したデュアルフィードシステム搭載の3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 2.0 Mix」を発表した。単色モード／多色モード／グラデーションモードでの出力を可能にしている。
XYZプリンティングジャパンは2016年12月8日、2色グラデーション出力に対応したデュアルフィードシステム搭載の3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 2.0 Mix」を発表した。価格は8万9800円（税別）となる。同日より、クラウドファンディングサイト「Makuake」で先行予約を開始した。
同製品が搭載するデュアルフィードシステムは、1つのノズルから2色のフィラメントを出力できる。同機能により、単色モード／多色モード／グラデーションモードでの出力が可能になった。
単色モードでは、フィラメントを単色でフィードし、単色出力に対応した。多色モードでは、1データにつき1色を設定し、そのデータを組み合わせて多色出力する。データが4つある場合は4色設定が可能で、最多で9色を組み合わせることができる。
また、グラデーションモードは、2色のフィラメントを設定してそれらの色を好みの比率で配合できる。造形物の高さに対して複数の色エリアを設定したり、グラデーションにすることも可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
いまさら聞けない 3Dプリンタ入門
「3Dプリンタ」とは何ですか？ と人にたずねられたとき、あなたは正しく説明できますか。本稿では、今話題の3Dプリンタについて、誕生の歴史から、種類や方式、取り巻く環境、将来性などを分かりやすく解説します。
「3Dモデラー」が未来の花形職業になる日
無償3次元CADツールや数万円で購入できる3Dプリンタの登場により、モノづくりを取り巻く環境やビジネスモデルが大きく変わろうとしている。そうした変化を3次元CADベンダー、3Dプリンタベンダー自身はどのように見ているのか？ オートデスクとXYZプリンティングジャパンの担当者が語る。
3Dプリンタがなくなる日
3Dプリンタは、3Dプリンタと呼ばれなくなったときに、本当に身近なものになるのかもしれない。FABカルチャーを発信するスタジオを運営する神田沙織氏が、自身の活動を紹介しながら家庭向け3Dプリンタを取り巻く現状について語った。
3Dプリンタは臨界点を突破したのか
新たなモノづくりの姿を示す象徴として「3Dプリンタ」は大きなムーブメントを巻き起こしている。しかし、3Dプリンタそのものは既に1980年代からある技術で過去には夢を追いつつも突破できない壁があった。かつての研究の最前線から今のムーブメントはどう見えるのか。東大名誉教授で現在は世界最大のEMSフォックスコンの顧問も務める中川威雄氏に話を聞いた。
【第1話】「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」との出会い
「自分でも3Dプリンタを使えるようになりたい！」と願うY君と、中野ブロードウェイにある「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」のN店長との交流を通じ、パーソナル3Dプリンタを使いこなすためのハウツーを解説する連載。Y君とN店長の出会いから物語はスタートします。