最近の軽自動車は高過ぎる? 値上がりの理由お答えします:いまさら聞けないクルマのあの話(2)(4/6 ページ)
最近の軽自動車って価格が……と思ったことはありませんか。「昔はこのくらいの値段で売っていたのに」「モデルによっては普通車よりも高額になるなんて」と常々感じる方もいらっしゃるでしょう。本当に軽自動車は高過ぎるのか、具体的な数字を基に検証します。
軽自動車には数万円のシステムが満載
せっかくですので、現行ミラの車両価格を基準として、スーパーハイトワゴンが200万円近く(オプション次第ではそれ以上)に設定されている裏付けを順番に見ていきましょう。ただし、ここでは単純に価格評価できない内装の質感などは無視します。
「VSC(横滑り防止装置)」
このシステムは約10年前に普通車のオプションとして存在しており、オプション価格は約10万円だったと記憶しています。法律によって普通車は既に全車義務化されており、軽自動車の新型車は2014年に義務化済みです。フルモデルチェンジを行っていない場合は2018年でついに義務化され、全車両が適用となります。
「サイドカーテンエアバッグ、サイドエアバッグなど」
1点追加で車両価格にプラス5万円といったイメージでしょうか。安全はお金で買う! という流れですね。
「HIDヘッドランプ、LEDヘッドランプ」
こちらも高級車にしか装備されていなかった部類ですが、ようやく大衆車への採用も増えてきました。とはいえ、まだまだ数万円のシステムです。
「アルミホイール」
これはあらためて申し上げることはありませんが、数万円高です。
「オートライト」
こちらは近々搭載義務化が予定されています。周囲の明るさを認識するセンサーとコントロールユニットの搭載で数万円高です。
「オートクルーズ」
こちらはエンジン制御の電子制御化が主流になった今、それほど高額なシステムではなくなりました。コントロールユニットとハンドル周りへのスイッチ追加などで数万円高です。
「スモークガラス」
量産効果によるコストダウンもありますが、通常よりも高くなります。
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