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アーキテクチャチェッカー機能を強化した分析ツールの最新版組み込み開発ニュース

テクマトリックスは、米Lattixが開発したアーキテクチャ分析ツール「Lattix」の最新日本語版「Lattix 10」の販売を開始した。ソフトウェア構造の問題を検出する機能を強化し、表示可能なレポートの種類も追加した。

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 テクマトリックスは2016年12月6日、米Lattixが開発した、アーキテクチャ分析ツール「Lattix」の最新日本語版「Lattix 10」を発売した。出荷開始は同月22日の予定。同月6日時点で保守サービスを契約しているLattixユーザーには、Lattix 10バージョンアップ製品を無償で提供する。

 Lattixは、ソフトウェアの構造と依存関係をDSM(Dependency Structure Matrix)を使って可視化するツール。テクマトリックスが国内総販売代理店として、ソフトウェア開発者を対象に販売やユーザーサポートを行っている。

 Lattix 10では、ソフトウェア構造の問題を検出するアーキテクチャチェッカー機能を強化した。チェックできる項目が追加されたことで、使用されていないインクルードファイルや、不十分なカプセル化、継承階層に関する問題など、アーキテクチャに関連した問題の検出が可能になった。画面構成や操作性も改善し、詳細情報を確認できるようにした。

 また、分析結果をダッシュボード形式で閲覧できる「Lattix Web」の機能も強化した。前バージョンでは参照できなかったアーキテクチャダイアグラムの分析結果が表示可能となり、「アーキテクチャメトリクス差分」や「要素レベルの循環」など、表示できるレポートの種類も増加した。Lattix Webはウェブブラウザを使用するため、Lattixをインストールしなくてもプロジェクトメンバー間で情報共有ができる。

 さらに、DSMの要素の展開や折り畳み、2項間の依存関係の詳細表示、アーキテクチャチェッカー機能の実行や、各種レポートやチャートの表示有無などの変更も可能になり、操作性も改善した。

 動作環境は、Windows 10に正式に対応。また新たに、C++11、C++14、Java 1.8のコードの解析にも対応した。

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