ニュース
設計から出力までサポートする3Dプリンティングソフトウェアを提供開始:3Dプリンタニュース
ストラタシス・ジャパンは、3Dプリンティングソフトウェア「GrabCAD Print」をリリースした。設計から出力までをサポートするユニバーサルクラウド方式で、造形にまつわるフローを効率化する。
ストラタシス・ジャパンは2016年12月1日、3Dプリンティングソフトウェア「GrabCAD Print」をリリースした。GrabCADのWebサイトから、無料で登録・ダウンロードできる。
GrabCAD Printは、SaaS(Software-as-a-Service)プラットフォーム上に構築された3Dプリンティングソフトウェア。設計から出力までをサポートするユニバーサルクラウド方式になっており、データのハンドリングやプリントジョブのスケジューリング、モニタリングなど、造形の工程を効率化する。
CADファイルをCADデータ形式のまま出力できるため、これまでSTLファイルへの変換や設定に要していた時間とエラーを削減する。さらに、ジョブスケジューリングやプリントキューの状況、材料の使用量、使用履歴に関するデータを共用することも可能だ。これらのデータはGrabCADプラットフォーム上で管理され、標準のウェブブラウザやモバイルアプリケーションなどから利用することも可能だ。
日本語を含む8つ以上の言語をサポートする他、最新のストラタシスFDM 3Dプリンティングシステムにも対応した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- いまさら聞けない 3Dプリンタ入門
「3Dプリンタ」とは何ですか? と人にたずねられたとき、あなたは正しく説明できますか。本稿では、今話題の3Dプリンタについて、誕生の歴史から、種類や方式、取り巻く環境、将来性などを分かりやすく解説します。 - 「3Dモデラー」が未来の花形職業になる日
無償3次元CADツールや数万円で購入できる3Dプリンタの登場により、モノづくりを取り巻く環境やビジネスモデルが大きく変わろうとしている。そうした変化を3次元CADベンダー、3Dプリンタベンダー自身はどのように見ているのか? オートデスクとXYZプリンティングジャパンの担当者が語る。 - 3Dプリンタがなくなる日
3Dプリンタは、3Dプリンタと呼ばれなくなったときに、本当に身近なものになるのかもしれない。FABカルチャーを発信するスタジオを運営する神田沙織氏が、自身の活動を紹介しながら家庭向け3Dプリンタを取り巻く現状について語った。 - 3Dプリンタは臨界点を突破したのか
新たなモノづくりの姿を示す象徴として「3Dプリンタ」は大きなムーブメントを巻き起こしている。しかし、3Dプリンタそのものは既に1980年代からある技術で過去には夢を追いつつも突破できない壁があった。かつての研究の最前線から今のムーブメントはどう見えるのか。東大名誉教授で現在は世界最大のEMSフォックスコンの顧問も務める中川威雄氏に話を聞いた。 - 【第1話】「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」との出会い
「自分でも3Dプリンタを使えるようになりたい!」と願うY君と、中野ブロードウェイにある「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」のN店長との交流を通じ、パーソナル3Dプリンタを使いこなすためのハウツーを解説する連載。Y君とN店長の出会いから物語はスタートします。