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羽田空港がサービスロボットの価値を世界に発信、参加17社は実力を見せられるかロボット開発ニュース(2/3 ページ)

日本空港ビルデングは、サービスロボットの技術検証を行うプロジェクト「Haneda Robotics Lab(ハネダ ロボティクス ラボ)」に参加するロボットを公開。清掃、移動支援、案内という3つのカテゴリーで総計17社のロボットが参加する。2016年12月15日〜2017年2月13日にかけて、羽田空港国内線第2旅客ターミナルの出発ロビーで実施する計画だ。

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清掃ロボット4社、移動支援ロボット5社、案内ロボット8社が参加

 Haneda Robotics Labは、3つのカテゴリーで実施期間が異なる。まず清掃ロボットは、2016年12月15〜22日に行われる。参加する4社のうち3社が床掃除用で、1社が窓掃除用となっている。

 移動支援ロボットの実施期間は2017年1月10〜23日で、5社が参加する。「人を運ぶ」が3社、「モノを運ぶ」が2社となっている。そして同年1月24日〜2月13日は案内ロボットの技術実証が行われる。参加者数は8社と最も多い。各社の案内ロボットには、自律移動、遠隔操作、人工知能といった技術が組み込まれている。

「Haneda Robotics Lab」の実施エリア
「Haneda Robotics Lab」の実施エリア(クリックで拡大) 出典:日本空港ビルデング

清掃ロボット

 清掃ロボットで参加するのは、床掃除用がフィグラの「F.ROBOCLEAN(エフロボクリーン)」、中西金属工業の「ROBO Cleaper」、アマノの「SE-500iXII」、窓掃除用がNGP-FOTECの「Windmate」である。

 3社の床掃除用のロボットは自律走行による清掃が可能だ。一般利用者などの人を認識して停止するなど安全にも配慮している。Haneda Robotics Labでは、空港利用者が行き交う公共空間で実用できるかの初期検証を行うことになる。

フィグラの「F.ROBOCLEAN」中西金属工業の「ROBO Cleaper」アマノの「SE-500iXII」 フィグラの「F.ROBOCLEAN」(左)と中西金属工業の「ROBO Cleaper」(中央)、アマノの「SE-500iXII」(右)(クリックで拡大)

 窓掃除用のWindmateは、ターミナルビル内の室内空間におけるガラス面の清掃を行う。安全性が十分に検証された場合には、ターミナルビルの外面や高所での作業についての初期検証も実施するという。

NGP-FOTECの「Windmate」「Windmate」の内部構造 NGP-FOTECの「Windmate」は唯一の窓掃除用ロボット(左)。永久磁石により窓を2台の機械で挟み込み、片方の機械に組み込んだ清掃パッドによって窓を掃除する(右)。窓の両面を同時に掃除することはできない(クリックで拡大)

移動支援ロボット

 移動支援ロボットは、人を運ぶのがA.M.Y.クリエイティブの「INMOTION R1EX」、ホンダの「UNI-CUB β」、WHILLの「WHILL NEXT」、モノを運ぶのがZMPの「CarriRo」、匠の「TUG」である。

 人を運ぶロボットは、1人乗りのパーソナルモビリティと言ってもいいかもしれない。WHILL NEXTについては「パナソニックと共同開発したレーダーを搭載しており、障害物を検知して自動停止できる。スマートフォンによる遠隔操作も可能だ」(WHILLの説明員)という。

A.M.Y.クリエイティブの「INMOTION R1EX」ホンダの「UNI-CUB β」WHILLの「WHILL NEXT」 A.M.Y.クリエイティブの「INMOTION R1EX」(左)とホンダの「UNI-CUB β」(中央)。WHILLの「WHILL NEXT」(右)はレーダーはまだ搭載されていなかった(クリックで拡大)
ZMPの「CarriRo」匠の「TUG」 モノを運ぶロボットで会見に参加したのはZMPの「CarriRo」のみ(左)。匠の「TUG」はパネル展示だけだった(右)(クリックで拡大)

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