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最大リーチ2800mm、防爆構造を採用した塗装ロボットFAニュース

ファナックは、防爆構造を採用した塗装ロボット「P-250iB/15」を発売した。ロボットのベースから上腕の分線盤までを中空構造とし、防爆安全性を高めている。

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 ファナックは2016年11月16日、大型鋳物加工品や自動車の車体などの大型ワーク向けに、塗装ロボット「P-250iB/15」を発売した。ロボットのベースから上腕の分線盤までを中空構造とし、ロボット内部に空気を送って内圧をかける防爆構造を採用。塗料の溶剤など、引火性がある気体の混入を防止できる。

 塗料は、中空構造部を通じてベースから上腕の分線盤まで配管されたチューブを利用して送給する。また、下腕内に電磁弁を搭載し、塗装色変更時に清掃が必要となる電磁弁から先の配管を短く抑えた。手首部にもホース類の取り回しが容易な中空構造を採用し、周辺との干渉を抑えて狭い場所での塗装を可能にした。

 可搬質量は15kg、制御軸は6軸、リーチの動作範囲は最大2800mm。床置き/壁掛け/天吊り/棚置き/傾斜角の設置に対応する。右勝手/左勝手のアーム配置を選択できるため、さまざまな場所に塗装ブースを構築できる。

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