AI技術を搭載した分析ツールを発売:製造ITニュース
SAS Institute Japanは、同社が新たに提供する分析プラットフォーム「SAS Viya」シリーズの第1弾として、「SAS Visual Data Mining and Machine Learning」の提供を開始した。
SAS Institute Japanは2016年11月1日、同社が新たに提供する分析プラットフォーム「SAS Viya」シリーズの第1弾として、AI(人工知能)技術を搭載した「SAS Visual Data Mining and Machine Learning」の提供を開始すると発表した。
SAS Viyaは、SAS言語のほか、Python/Java/Luaなどの汎用プログラミング言語からアクセス可能な統合コンピューティング・プラットフォーム。SAS Visual Data Mining and Machine LearningはSAS Viya上で動作し、予測モデリングと機械学習を実行して複雑な課題を短時間で解決できる。
データがインメモリで保持されるため、データロードを繰り返すことなく、反復的な分析を実施できる。複数のユーザーが参加し、同じデータを探索したり、モデル構築を行うことも可能だ。
また、分散並列型の分析エンジンによる高い処理能力と機械学習パイプライン向けの構成要素を活用し、複数のシナリオを短時間で探索・比較できる。さらに、単一の統合インメモリ環境を使用することで、データの準備から探索的分析の実行、機械学習モデルの構築・比較、予測モデル導入用のスコアコード作成などを迅速に処理する。
機械学習やディープ・ラーニングの技術は、セキュリティシステムにおける顔認証や車の自動運転など、各分野での活用が見込まれている。同ソリューションは、ビッグデータのデータ加工機能や探索機能、ディープラーニングを含む機械学習のアルゴリズム、画像処理や自然言語処理などのアナリティクスに必要な機能を同一基盤上で実行し、複雑な課題にも迅速に対応できる。
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