遠隔監視を容易にする汎用ゲートウェイとモニタリングシステム:組み込み開発ニュース
住友精密工業は、さまざまなセンサーを接続可能な汎用ゲートウェイとモニタリングシステム「neoMOTEクラウド」の提供を開始した。環境計測、電力監視、農業ICT、遠隔監視に対応している。
住友精密工業は2016年10月18日、環境計測や電力監視、農業ICT、遠隔監視に対応した、汎用ゲートウェイとモニタリングシステム「neoMOTEクラウド」の提供を開始すると発表した。同年11月1日に、汎用ゲートウェイ「GW-Z101」を発売するほか、neoMOTEクラウドの無償提供を開始する。
同ゲートウェイは、IoT(モノのインターネット)デバイスのプラットフォームとして提供するもので、さまざまなセンサーを接続できる。各種設定はブラウザ表示で設定できる。ModbusRTU対応機器では、レジスタ値の変換式をゲートウェイに登録することで、技術単位に変換された値がモニタリングシステムに表示される。上位サーバは、neoMOTEクラウドのほか、ユーザーが選択したクラウドサーバ、ローカルサーバなどから自由に選択できる。他に、MQTT通信にも対応した。
また、同ゲートウェイで収集したデータのモニタリングシステムであるneoMOTEクラウドは、IBMのBluemixをプラットフォームとしている。直感的な操作が可能で、グラフや計測機器を複数選択して比較表示ができる。過去のデータとの比較や積算データなども容易に設定・表示できる。事前にしきい値を設定すれば、センサー単位でアラート発信も可能だ。
同社では今後、汎用ゲートウェイの無線LAN設定と3G通信デバイスに対応する予定だ。neoMOTEクラウドについても、機能を順次追加する。
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