連載
段ボールの設計も3次元化が進んでるんですって!:ママさん設計者の「モノづくり放浪記」(5)(5/9 ページ)
ファブレスメーカーのママさん設計者が、機械系モノづくりの“生”現場を渡り歩き、ありとあらゆる加工の世界を分かりやすく解説していく連載。今回紹介するのは、梱包製品や紙器を製造する中信紙工だ。同社は段ボールを使ったユニークな製品も販売している。
基本的にXとYの2軸の移動量を制御することで加工をするので、難しい設定はほとんどなく、操作はこのノートPC1台で行います。
組み立て順が分かるように、面付けした各パーツには番号が振られています。
カッターがデータ通りに段ボールをカットしていきます。
こうして出来上がったナウマンゾウのパーツを現地へ搬入したら、次は大掛かりな組み立て作業となります。
ナウマンゾウの組み立てが完成しました。
こちらは6分の1スケールとの対比です。
実物大はさすがの迫力です。段ボール製といえども、総重量は100kgに及びます。
完成後の両社スタッフの達成感に満ちた表情が、この「実物大ナウマンゾウ造形プロジェクト」での苦労をうかがわせます。
看板も段ボール製です。
これは黒い段ボールを切り抜き、生地の段ボールで作った文字をはめ込んでいます。はめ込みのクリアランスは「ゼロでOK」とのことです。
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