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製造業がIoTでもうける仕組みをZuoraが早期立ち上げ、「オラクルやSAPでは無理」製造ITニュース(1/2 ページ)

Zuoraが、顧客からサービス提供企業へ月次などで料金を支払うサブスクリプションビジネスの立ち上げや移行を支援する同社のソフトウェアプラットフォーム「RBM」の事業展開について説明した。同社 創業者兼CEOのティエン・ツォ氏は「オラクルやSAPのERPでは、サブスクリプションビジネスを成功に導くのは難しい」と主張した。

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Zuoraのティエン・ツォ氏
Zuoraのティエン・ツォ氏

 Zuoraは2016年10月13日、東京都内で会見を開き、顧客からサービス提供企業へ月次などで料金を支払うサブスクリプションビジネスの立ち上げや移行を支援する同社のソフトウェアプラットフォーム「RBM(リレーションシップ・ビジネス・マネジメント)」の事業展開について説明した。

 同社は2007年創業の新興企業である。創業者兼CEOのティエン・ツォ(Tien Tzuo)氏は「かつてSalesforceに所属していたときに、新しいテクノロジーとビジネスモデルによりサブスクリプションビジネスを推進できると考え、Zuoraを創業した。Salesforceトップのマーク・ベニオフ氏からも支持を受け、実際に投資もしてもらった」と語る。その後、9年間で800社以上の顧客を獲得し、約600人の従業員が勤めるまでに成長を遂げた。

Zuoraの会社概要Zuoraの顧客企業 Zuoraの会社概要(左)と各分野の顧客企業(右)(クリックで拡大) 出典:Zuora

 CADやCAEのユーザーであれば、ソフトウェアがパッケージの売り切りモデルから、月ごとにライセンス料金を支払うサブスクリプションモデルに移行していることは実感しているだろう。

製品売り切りのビジネスとサブスクリプションビジネスの構造比較製品売り切りからサブスクリプションビジネスへの移行で生まれる変化 これまで製品売り切りのビジネスとサブスクリプションビジネスの構造比較(左)と製品売り切りからサブスクリプションビジネスへの移行で生まれる変化(右)(クリックで拡大) 出典:Zuora

 CADやCAEのサブスクリプションモデルはそれほど複雑ではないが、製品やサービス内容によっては、効果的な収益を上げられるように、ユーザーに最適なサービスや料金の組み合わせなどを構築して提案していく必要がある。「ZuoraのRBMは、サブスクリプションビジネスに関する業務の上流から下流までを1つのプラットフォームでカバーしており、サブスクリプションビジネスで収益を上げたい企業の活動に貢献できる唯一の解だ。準備に大変な時間がかかるオラクルやSAPのERPでは、サブスクリプションビジネスを成功に導くのは難しい」(ツォ氏)という。

Zuoraのサブスクリプションビジネスのためのプラットフォーム「RBM」
Zuoraのサブスクリプションビジネスのためのプラットフォーム「RBM」(クリックで拡大) 出典:Zuora

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