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さまざまなCADのネイティブデータが編集可能、他社CADライセンス購入不要な「SOLIDWORKS 2017」CADニュース(1/3 ページ)

SOLIDWORKS 2017の新機能である3D Interconnectは他社の3D CADで作成された部品データをインポートすることなくネイティブな状態でSOLIDWORKS内に展開でき、かつ編集も行える機能だ。同機能はSOLIDWORKSのライセンスのみで利用でき、使用するフォーマットのソフトウェアライセンスは購入する必要がない。

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 ソリッドワークス・ジャパンは2016月9月29日、3D CAD新製品「SOLIDWORKS 2017」の発表会を開催し、同製品の要注目機能について紹介した。今回は新製品の基板設計CAD「SOLIDWORKS PCB」と、新機能「3D Interconnect」と、2D製図機能の細やかな改善、シミュレーションの機能強化などについて説明した。


ソリッドワークス・ジャパン 代表取締役社長 鍛治屋清二氏「従来、自動車や航空/宇宙の分野では『CATIA』(ダッソー・システムズ)がよく使われてきたが、ここ数年でSOLIDWORKSの採用が増えている傾向だ」

目玉の新機能「3D Interconnect」

 SOLIDWORKS 2017の新機能である3D Interconnectは他社の3D CADで作成されたデータをインポートすることなくネイティブな状態(他社CADのオリジナルフォーマット)でSOLIDWORKS内に展開し、設計作業ができる機能だ。


Autodesk Inventorのアセンブリファイル(.iam)を展開する(出典:ダッソー・システムズ・ソリッドワークス)

 データの作成元で形状修正されると、SOLIDWORKS内の部品やアセンブリの情報は更新ボタンをクリックすることで自動更新される。穴位置などアセンブリに関連する情報も自動で追従する。

電池パックの設計変更の例(左)更新前のデータ、(中央)データ更新する、(右)更新された(出典:ダッソー・システムズ・ソリッドワークス)

 従来のようにインポートデータで作業する場合、元データが修正された場合は再インポートした上での再合致・再編集となり、設計変更の際に手間が掛かっていた。「他社のCADから乗り換えてきた理由として『取引先が使っているから』という理由が多い。同じ道具で作業できないのは非常にストレス」(同社 マーケティング部 ポートフォリオ イントロダクション スペシャリスト 吉田聡氏)。


ソリッドワークス・ジャパン マーケティング部 ポートフォリオ イントロダクション スペシャリスト 吉田聡氏

 ユーザーが任意で解除しない限り、SOLIDWORKS内のデータと他社CADデータはリンクし続ける。

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