ニュース
造形高さ最大280mmに対応するデルタ型3Dプリンタを発売:3Dプリンタニュース
サンコーは、デルタ型(Rostock型)3Dプリンタ「3Dグレコ」を発売した。幅310×奥行き280×高さ670mmの小型サイズながら、造形高さ最大280mmに対応できる。
サンコーは2016年8月22日、造形高さ最大280mmに対応する、デルタ型(Rostock型)3Dプリンタ「3Dグレコ」を発売した。
外形サイズは幅310×奥行き280×高さ670mmで、重さは約6kg。デルタ型はボックス型などに比べて省スペースのため、卓上に置くことができる。また、オープンフレーム構造を採用し、さまざまな確度から造形物の確認が可能。本体のメンテナンスも容易だ。
積層ピッチは0.1〜0.2mm、ノズル径は0.4mmで、プリントスピードは20〜60mm/s。直径160×高さ280mmの造形エリアサイズに対応する。熱溶解積層方式を採用し、フィラメントタイプはPLA/ABSに対応。USBおよびSDカードのインタフェースを備え、PCがなくてもプリントができる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- いまさら聞けない 3Dプリンタ入門
「3Dプリンタ」とは何ですか? と人にたずねられたとき、あなたは正しく説明できますか。本稿では、今話題の3Dプリンタについて、誕生の歴史から、種類や方式、取り巻く環境、将来性などを分かりやすく解説します。 - 「3Dモデラー」が未来の花形職業になる日
無償3次元CADツールや数万円で購入できる3Dプリンタの登場により、モノづくりを取り巻く環境やビジネスモデルが大きく変わろうとしている。そうした変化を3次元CADベンダー、3Dプリンタベンダー自身はどのように見ているのか? オートデスクとXYZプリンティングジャパンの担当者が語る。 - 3Dプリンタがなくなる日
3Dプリンタは、3Dプリンタと呼ばれなくなったときに、本当に身近なものになるのかもしれない。FABカルチャーを発信するスタジオを運営する神田沙織氏が、自身の活動を紹介しながら家庭向け3Dプリンタを取り巻く現状について語った。 - 3Dプリンタは臨界点を突破したのか
新たなモノづくりの姿を示す象徴として「3Dプリンタ」は大きなムーブメントを巻き起こしている。しかし、3Dプリンタそのものは既に1980年代からある技術で過去には夢を追いつつも突破できない壁があった。かつての研究の最前線から今のムーブメントはどう見えるのか。東大名誉教授で現在は世界最大のEMSフォックスコンの顧問も務める中川威雄氏に話を聞いた。 - 【第1話】「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」との出会い
「自分でも3Dプリンタを使えるようになりたい!」と願うY君と、中野ブロードウェイにある「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」のN店長との交流を通じ、パーソナル3Dプリンタを使いこなすためのハウツーを解説する連載。Y君とN店長の出会いから物語はスタートします。