ニュース
人工知能のビジネス活用を支援するサービスを開始:製造ITニュース
ブレインパッドは、人工知能(AI)を使った画像処理や言語処理などのビジネス活用を支援する「機械学習/ディープラーニング活用サービス」の提供を開始した。ニーズに応じて、3つのメニューを用意している。
ブレインパッドは2016年8月23日、人工知能(AI)を使った画像処理や言語処理などのビジネス活用を支援する「機械学習/ディープラーニング活用サービス」の提供を開始した。
同サービスでは、機械学習/ディープラーニングのワークショップや事前検証用の環境として、「Google Cloud Platform(GCP)」などのクラウドプラットフォームを利用する。既存のプラットフォームを活用することで、大規模なシステム導入を必要とせずに、AIを使った先進技術を迅速にビジネスへ導入できるという。
サービスメニューは、ユーザーの検討段階に合わせ、「スターターパック」「ベーシックパック」「アドバンスパック」の3種を提供。機械学習/ディープラーニングの適量領域や適用後の効果を見極めたいというユーザーから、本格的な導入を検討しているユーザーまで、さまざまなニーズに対応する。
各メニューの提供期間は、スターターパックが約1カ月、ベーシックパックが約2カ月、アドバンスパックが約3月から。要望に応じ、カスタマイズしたサービスの提供も可能だとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 人工知能は製造現場でどう役に立つのか
人間の知的活動を代替するといわれる人工知能が大きな注目を集めている。ただ、製造現場で「使える」人工知能は、一般的に言われているような大規模演算が必要なものではない。「使える人工知能」に向けていち早く実現へと踏み出しているファナックとPFNの取り組みを紹介する。 - 第4次産業革命って結局何なの?
製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。しかし、そこで語られることは抽象的で、いまいちピンと来ません。本連載では、そうした疑問を解消するため、第4次産業革命で起こることや、必要となることについて分かりやすくお伝えするつもりです。第1回目はそもそもの「第4次産業革命とは何か」を紹介します。 - 製造業IoTに新たなデファクト誕生か、ファナックらが人工知能搭載の情報基盤開発へ
ファナックやシスコシステムズら4社は、製造現場向けのIoTプラットフォームとして「FIELD system」を開発し、2016年度中にリリースすることを発表した。競合メーカーの製品なども接続可能なオープンな基盤とする方針。製造業IoTでは各種団体が取り組むが、ファナックでは既に製造現場に350万台以上の機器を出荷している強みを生かし「現場発」の価値を訴求する。 - 熟練技術者のスキルを8時間で獲得、ファナックが機械学習ロボットを披露
ファナックは「2015 国際ロボット展」で、Preferred Networks(PFN)と提携して開発している産業用ロボットへの機械学習の適用事例を披露した。機械学習により熟練技術者が数日間かかるティーチングの精度を、8時間で実現したという。 - 製造業で人工知能はどう使うべきなのか
日本IBMとソフトバンクは、自然対話型人工知能「ワトソン(Watson)」の日本語版の提供を開始する。自然言語分類や対話、検索およびランク付け、文書変換など6つのアプリケーションをサービスとして展開する。