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動物の検体検査受託サービス国内最大手を買収:医療機器ニュース
富士フイルムは、ペットの血液検査など、動物の検体検査受託サービスを国内で展開するモノリスを買収した。2016年8月1日から、同社の100%子会社「富士フイルムモノリス」として新たにスタートさせる。
富士フイルムは2016年7月25日、ペットの血液検査など、動物の検体検査受託サービスを展開するモノリスを買収したと発表した。同年8月1日に同社の100%子会社「富士フイルムモノリス」として新たにスタートさせ、動物向け検体検査受託サービス事業に参入する。
モノリスは、動物病院や動物クリニックから検体検査を受託するサービスを展開し、同サービス市場で国内トップシェアを有している。検体に細胞を用いる病理組織検査をはじめ、動物病院の検査装置では対応できない検査も行う。一般的な検体検査では、検体の集荷から結果の通知までに約3日かかるが、同社は全国10拠点に受託検査所を設け、検体を採取した当日に集荷し、その日のうちに検査結果を連絡するという迅速なサービスを提供している。
今回の買収により、富士フイルムでは、これまでの動物向けの体外診断機器・試薬の提供に加え、新たに動物向けの検体検査受託サービスにも取り組む。これにより、体外診断事業の領域を拡大させる。
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