ラジオから聞こえた、自動運転に対する世間の感覚
「いいですか、現在の自動運転の技術は、ステアリングから手を離して居眠りできるようなレベルには達していないんですよ。(日産自動車が発売するミニバンの)『セレナ』を買おうとしている人はそこをよく理解してくださいね」。
AMラジオの朝の番組を聞いていると、そんな話が聞こえてきました。司会者と通信社のデスクが時事ネタについて自由に話し合うコーナーです。前述の一言は通信社のデスクが言ったものです。
彼は米国運輸省の国家道路交通安全局(NHTSA)が発表した自動運転システムの自動化レベルについても言及しました。「私たちが自動運転と聞いてイメージするのはレベル3以降ですね。でもセレナはレベル2でしょう。期待し過ぎるのは禁物ですよ」。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫モノづくり編集のこぼれ話
- 高速が楽になる自動運転「プロパイロット」、新型「セレナ」に搭載
日産自動車が自動運転技術「プロパイロット」を新型「セレナ」に搭載する。高速道路の単一車線で、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動的に制御。「渋滞時のハンドル、アクセル、ブレーキ全ての自動化は、日本メーカーでは初」(同社)。 - 運転支援システムの有用性が自動運転の受け入れイメージを作り出す
「オートモーティブ・ソフトウェア・フロンティア2016」の基調講演に本田技術研究所 四輪R&Dセンター 上席研究員の横山利夫氏が登壇した。ホンダの自動運転の取り組みを紹介。また、2016年は「Honda SENSING(ホンダ センシング)」に新たな機能を加え、運転に伴う負担をさらに軽減していく。