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一口に「旋盤」といっても、いろいろあるんです!ママさん設計者の「モノづくり放浪記」(3)(5/7 ページ)

ファブレスメーカーのママさん設計者が、機械系モノづくりの“生”現場を渡り歩き、ありとあらゆる加工の世界を分かりやすく解説していく連載。今回は、旋盤加工工場の安曇野ヤマダテクニカルを訪問する!

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旋盤のいろいろ

 さて、「旋盤」というと一般的には、円盤状や円筒状の加工をする機械をひとくくりにそう呼びますが、加工の世界ではそれを汎用機とNCに大別し、さらにNCは「NC旋盤」と「NC自動機」とに区別して扱われます。安曇野ヤマダテクニカルはさまざまなタイプの旋盤を所有していますので、順にそれぞれの機械の特長を見ていきましょう。

 まずこちらがNC旋盤です。旋削加工とフライス加工の複合加工が可能な複合機種です。スタッフさんがマザトロールに向かって加工に必要な情報を入力していますね。


マザトロールの操作

 通常であれば安全のために加工スタート前には扉を閉めるのですが、撮影のために一時的に扉を開けてもらいました。この写真では、「径」を加工している様子です。回転する円筒状の材料に工具(バイト)が当てられて、徐々に形を変えていくところがお分かりいただけると思います。次工程で異なる工具を使う場合は、右側のタレットと呼ばれる刃物台が回転することで工具をチェンジして加工していきます。


バイトを当てます


少しずつ削られて……


段差ができてますね

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