検索
特集

政府主導の第4次産業革命団体、国際連携により発信力強化へスマートファクトリー(2/4 ページ)

ロボット革命イニシアティブ協議会は、3つのワーキンググループ活動の報告会を開催した。本稿では、製造業のビジネス変革を対象とした「IoTによる製造ビジネス変革ワーキンググループ」の発表内容について紹介する。

Share
Tweet
LINE
Hatena

2つのサブ幹事会

 「IoTによる製造ビジネス変革WG」では2015年度の活動として、2つのサブ幹事会と5つのサブWGを設置。サブWGについては、2016年度から本格的な活動に入るとしている。

 サブ幹事会としては「産業機械サブ幹事会」と「中堅・中小サブ幹事会」を設置。「産業機械サブ幹事会」は、特に工場内で使う産業機械メーカーが抱える問題解決を目指す。具体的には、工作機械における遠隔保守や予知保全の情報モデル化を進める他、情報セキュリティを見据えたサービス展開のためのガイドライン策定などを推進する。

photo
産業機械サブ幹事会が進める情報モデル化(クリックで拡大)出典:ロボット革命イニシアティブ協議会

 また産業機械だけでなくスマート工場の実現に向け、機器間のデータ流通モデルの最適化を推進。工作機械と生産技術データや、人工知能などの情報処理技術と生産技術データとのインタフェース共通化を目指し、話し合いを進めていくとしている。さらに、生産管理データと人工知能などの情報処理技術とのインタフェースの共通化などにも取り組んでいくとしている。

photo
スマート工場におけるインタフェース共通化への取り組み(クリックで拡大)出典:ロボット革命イニシアティブ協議会

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る