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「Simulink」を用いたメニーコア向けの開発支援並列化ツール:ESEC2016
イーソルがマルチコア/メニーコア環境向けのソフトウェア開発を支援する、モデルベース並列化ツール「eSOL MBP(仮)」を開発した。MathWorks「Simulink」で設計された制御モデルから生成されるCソースコードを並列化できる。
イーソルは「第19回 組込みシステム開発技術展(ESEC2016)」(会期:2016年5月11〜13日)の同社ブースにてマルチコア/メニーコア環境向けのソフトウェア開発を支援する、モデルベース並列化ツール「eSOL MBP(仮)」を展示した。現在は開発中であり、2017年4月の販売を予定する。
これはMathWorks「Simulink」で設計された制御モデルより生成されるCのソースコードを、マルチコア/メニーコア環境向けに並列化するツール。Cのソースコードだけではなくブロック線図も解析の対象とすることで、ソースコード解析だけでは難しい、制御アルゴリズムの意図通りの並列化を可能とする。
並列化の際にはハードウェア構造記述仕様「SHIM」が用いられており、幅広いハードウェアでの最適化が行えるとしている。現在、ルネサス エレクトロニクスのRH850に対応するPILS(Processor In the Loop Simulation)環境自動構築ツールへのサポートも進められており、PILSを利用することで、コア割り当て時の性能評価も可能となる。
本ツールは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」の支援を受け、同社と名古屋大学 情報プラットフォーム 論講座枝廣研究室によって研究開発された成果を実用化したもの。
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