CAD図面から寸法値・誤差の数値を抽出する自動寸法認識ツールを発売:CADニュース
アンドールは、同社の2D/3D設計ソフト「CADSUPER」シリーズに対応したCATツール「検査寸法表ツール」を発売する。CAD図面内の複数の図形を選択するだけで、図形ごとに寸法線属性を自動抽出し、検査表を作成できる。
アンドールは2016年4月26日、設計図面のデータから、部品の寸法値や許容される誤差(公差)の数値を検査表の形式で自動的に生成する「検査寸法表ツール」を発表した。同社の2D/3D設計ソフト「CADSUPER」シリーズに対応したCAT(Computer Aided Testing)ツールとなる。
同ツールは、CAD図面内の複数の図形を選択するだけで、図形範囲を自動認識し、図形範囲ごとに作図されている寸法線/記号を抽出できる。寸法線一覧では、図形範囲ごとに、色分けして表示される。
抽出対象となる寸法線は、長さ/半径/直径/角度/面取り/引き出し/累進/円弧長で、記号は仕上げ記号/幾何公差となる。はめあい記号は公差値に変換して表示。寸法線に記載された個数も認識できる。
また、寸法線一覧で寸法線を選択すると、図面の寸法線の位置を確認できる。寸法線一覧の番号を寸法文字近辺に作図する、番号作図機能も搭載。測定結果を「計測値」欄に入力すれば、寸法値と上下の公差により自動で可否を判定し、判定項目に結果を色分けして表示する。
さらに、抽出した寸法線一覧を、Microsoft ExcelファイルやMicrosoft Wordファイルで出力できる。任意のテンプレートファイルの指定もでき、図面名称などの属性情報も出力が可能だ。
対象のCADソフトウェアは、「CADSUPER 2015」「CADSUPER 2016」「CADSUPER Lite 2015」「CADSUPER Lite 2016」で、1ライセンス当たりの価格は20万円(税別)。発売は、2016年5月16日を予定している。
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