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マクニカがFPGA向けOpenCL開発環境を無償提供
マクニカがFPAG向けのOpenCL開発環境をネットワーク経由で無償提供する、「Mpressin OpenCL ラボ」を開始した。
マクニカは2016年4月27日、同社技術ブランド「Mpression」のサービスとして、ネットワーク経由にてFPAGに向けたOpenCL開発環境を提供する「Mpressin OpenCL ラボ」を同日より提供開始すると発表した。無償にて利用できる。
これはアルテラ製FPAG「Stratix V」搭載ボードと開発キットを導入したサーバを、SSLで保護したネットワーク経由にて希望者へ貸し出すもので、利用者はFPGAによるCPUアクセラレーションやソフトウェア開発フローの評価プラットフォームとして本サービスを利用できる。当面は特定ユーザーに向けた試験提供とするが、順次、申込者に向けての提供を行う。
サーバ構成はCPUにインテル Core i7-6700(4コア/3.4GHz)、メモリDDR4 64GB(2133MHz)を組み合わせており、OSはUbuntu 14.04 LTS。開発環境としてアルテラの「Quartus Prime スタンダード エディション v15.1.2」「アルテラ SDK for OpenCL v15.1.2」をインストールしている。
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