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IoTはもうかるサービスを作り出せるか、離島で電動バイクレンタルがスタート電気自動車(1/3 ページ)

ソフトバンクグループのPSソリューションズが運営する電動バイクのレンタルサービス「瀬戸内カレン」が香川県小豆郡の豊島(てしま)でスタートした。観光客を対象にホンダの電動バイク「EV-neo」を貸し出す。充電を再生エネルギー由来の電力で賄うとともに、バッテリーの残量や各車両の現在地、帰りの船に間に合うかどうかなどを「IoTで緩く見守る」(ソフトバンクの山口典男氏)のが特徴のサービスだ。

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 ソフトバンクグループのPSソリューションズが運営する電動バイクのレンタルサービス「瀬戸内カレン」が、2016年3月26日に香川県小豆郡の豊島(てしま)でスタートした。観光客を対象にホンダの電動バイク「EV-neo(イーブイ・ネオ)」を貸し出す。EV-neoの充電を再生エネルギー由来の電力で賄うとともに、バッテリーの残量や各車両の現在地、瀬戸内海の離島である豊島からの帰りの船に間に合うかどうかなどを「IoTで緩く見守る」(ソフトバンク ITサービス開発本部 M2Mクラウド事業開発室長の山口典男氏)のが特徴のサービスだ。ソフトバンクとPSソリューションズは豊島でのサービスを電動小型モビリティのレンタルビジネスのモデルケースと位置付け、今後は海外などで積極的に展開していく。

写真左からPSソリューションズ 取締役の植野正徳氏、日本オラクル 専務執行役員の三露正樹氏、ソフトバンクの山口典男氏、香川県小豆郡土庄町 顧問の山本彰治氏、豊島 家浦自治会長の三宅忠治氏、豊島甲自治会長の向井勝末氏
写真左からPSソリューションズ 取締役の植野正徳氏、日本オラクル 専務執行役員の三露正樹氏、ソフトバンクの山口典男氏、香川県小豆郡土庄町 顧問の山本彰治氏、豊島 家浦自治会長の三宅忠治氏、豊島甲生自治会長の向井勝末氏 (クリックして拡大)

豊島には何がある?

香川県小豆郡土庄町豊島
香川県小豆郡土庄町豊島 出典:豊島観光協会

 豊島は、瀬戸内海の複数の離島を会場に3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」の会場の1つ。同イベントは2010年にスタートし、2016年で3回目の開催となる。参加者は島から島へ渡り歩きながら島内に点在する美術作品を見学する。会期は春/夏/秋に分かれ、開催日数の総計は108日に上る。2013年の開催では、各会場に累計で107万人が来場した。

 電動バイクのレンタルサービスである瀬戸内カレンは、瀬戸内国際芸術祭の参加者など観光客に向けたものだ。豊島は総沿長約12kmの県道で1周できる広さで、島内各所に18の作品が展示されている。

 観光客の主な移動手段は電動アシスト付き自転車や自動車のレンタル、タクシー、シャトルバスとなる。高低差のある移動が多い島内は徒歩には向かない。既存の移動手段と競合しないモビリティとして、瀬戸内カレンは電動バイクを選んだ。

「瀬戸内カレン」は高速船乗り場近くで島内観光用の電動バイクを貸し出す
「瀬戸内カレン」は高速船乗り場近くで島内観光用の電動バイクを貸し出す (クリックして拡大)

 瀬戸内カレンは専用のWebサイトで予約すると1日3800円、半日2700円でEV-neoが借りられる。EV-neoの走行距離は時速30kmの定地テスト値で34km、急速充電器なら30分間で満充電となる。現状では充電器を設置しているのは瀬戸内カレンの貸し出し窓口のみだが、今後は飲食店や美術館など観光客が訪問する場所にも増やしていく。

 瀬戸内カレンの料金設定は、高めの「観光地価格」(山口氏)で島内の既存の移動サービスと共存できるようにした。レンタサイクルは4時間1000円か1日1500円で、レンタカーは半日3800円、もしくは8時間5000円だ。複数人で折半すれば、1人乗りのEV-neoを借りるよりもレンタカーの方が安価になる。

 瀬戸内カレンは単なる高額な二輪レンタルではなく「プラスアルファのサービスを付加価値」(同氏)とし、移動手段の新しい選択肢として訴求する。また、瀬戸内国際芸術祭の開催期間に関わらず、無期限で営業する。

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