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三菱自動車は「SUVと電動車で世界に役立つ」、2020年度までに14車種投入:電気自動車(1/2 ページ)
三菱自動車が今後の商品展開の考え方として「SUVと電動車で世界に役立つ」という方針を示した。中小型SUVとプラグインハイブリッド車や電気自動車といった電動車に開発リソースを集中する一方で、三菱自動車を代表するセダン「ランサー」の自社開発を中止することを決めた。
三菱自動車は2016年2月3日、2015年度(2016年3月期)第3四半期決算の発表に併せて、同社における今後の商品展開の考え方を説明した。長らく三菱自動車を代表するクルマとして愛されてきたセダン「ランサー」の自社開発を中止する一方で、中小型SUVとプラグインハイブリッド車や電気自動車といった電動車に開発リソースを集中する方針だ。
同社が今回の考え方を示す際に挙げたスローガンが「SUVと電動車で『期待を超える』クルマ作り」だ。グローバル市場で最も成長している車両セグメントがSUVであり、2020年には2014年比で20%伸びると見ている。このSUV市場でも中型と小型の占める比率が大きく、特に小型SUVは2020年に2014年比で60%増加するという。
電動車市場についても、2015年12月に締結されたCOP21や、各国の二酸化炭素排出規制の強化により拡大すると予想。2020年には、プラグインハイブリッド車+電気自動車の市場規模は2014年比で5倍になるとしている。
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