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横河M&Iの高速データーロガーに新モジュール、最大32チャネルの計測が可能にオートモーティブワールド2016

横河メータ&インスツルメンツは、「オートモーティブワールド2016」において、車載システム開発用の高速・多チャネルデーターロガーである「スコープコーダ ビークルエディション」で利用できる3種類の新開発プラグインモジュールを披露した。

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 横河メータ&インスツルメンツは、「オートモーティブワールド2016」(2016年1月13〜15日、東京ビッグサイト)内の「第8回国際カーエレクトロニクス技術展」において、車載システム開発用の高速・多チャネルデーターロガーである「スコープコーダ ビークルエディション」で利用できる3種類の新開発プラグインモジュールを披露した。

 1つ目は、100Mサンプル/秒(S/s)という高速の測定速度で、最大16チャネルまでの12ビット絶縁測定を行える「720211」だ。スコープコーダ ビークルエディションには、プラグインモジュールを組み込むスロットが総計8つあり、これら全てに720211を装着すれば最大16チャネルを実現できる。

 従来の100MS/sの測定が可能なプラグインモジュール「720210」だと4つまでしかスロットに装着できず最大8チャネルだった。720211により、残りの4スロットも活用できるようになった。

 2つ目は、1つのプラグインモジュールで4チャネルの測定が可能な「720254」である。720254を8つのスロットに組み込めば32チャネルという多チャネル測定を行える。なお、測定速度は1MS/sで、16ビット絶縁測定となっている。

 3つ目は、エアフローセンサーや角度センサーなどのセンサーデータ出力インタフェースとして採用が広がっているSENT(Single Edge Nibble Transmission)に対応するプラグインモジュール「720243」だ。従来、センサーデータは一般的なシリアルバスで出力することが多かったが、高精度なセンサーデータを扱うためにSENTの採用が広がっている。このプラグインモジュールはそのトレンドに対応したものだ。

 新開発プラグインモジュールの価格は、720211が32万円、720254が18万円、720243が25万円である。

「スコープコーダ ビークルエディション」の多チャネル計測デモ
「スコープコーダ ビークルエディション」の多チャネル計測デモ。写真右側にあるラジコンのモーター回転数、電圧、電流、振動、騒音などを同期して計測/記録している。写真左下にあるのが新開発の3種類の新開発プラグインモジュールだ(クリックで拡大)

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