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電動システム開発を測定器で支える横河M&I、次世代車載LAN規格にも対応オートモーティブワールド2016 開催直前情報

横河メータ&インスツルメンツ(横河M&I)は、「オートモーティブワールド2016」に出展し、インバータ/モーター、ECU(電子制御ユニット)の各開発における周辺信号の計測と評価試験に用いる最新の測定器を展示する。

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 2016年1月13〜15日の3日間、クルマの次世代技術の専門展示会である「オートモーティブワールド2016」が東京ビッグサイトで開催される。

 同展示会の開催に先立ち、アイティメディアが運営する「MONOist」では、オートモーティブワールド2016の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。

 さて、今回紹介するのは、計測機器メーカーの横河メータ&インスツルメンツだ。「自動車の環境性能・安全性・快適性向上を支援する計測ソリューション」をコンセプトに、近年の自動車開発分野における最重要テーマとなっているエンジニアによる開発/評価を計測で支援するという。具体的には、インバータ/モーター、ECU(電子制御ユニット)の各開発における周辺信号の計測と評価試験に用いる最新の測定器を展示する。

自動車の環境性能・安全性・快適性向上を支援する計測ソリューション

 横河メータ&インスツルメンツは、電気自動車や燃料電池車、さらには次世代パワー半導体であるSiC(シリコンカーバイド)デバイスを適用したインバータ技術などに代表される電動化のさらなる進展に向けた自動車開発に貢献すべく、高精度、高分解能での電流、電圧、さらに電力の計測技術、およびダイナミックレンジの広い過渡的な現象を効率良く計測できる測定器の開発に注力している。また、次世代車載LAN規格として注目が高まっているCAN FD(CAN with Flexible Data Rate)やSENT(Single Edge Nibble Transmission)を含めた車内通信システムの開発評価にもフォーカスし、波形や数値での事象の“見える化”と通信データと他の関連する物理量を同時実測/記録することによる実験開発効率の向上にも貢献したい考えだ。

 オートモーティブワールド2016における展示の中核になるのは、各種車載システムの開発に用いる測定機器だ。多くのポイントを高速/高精度かつ長時間に渡って測定/記録したり、各種センサーの出力信号などを含めて厳しい実験環境の中での絶縁測定などにも対応可能な波形測定器を紹介する。

 この他、CAN FDやSENTの開発を支援するため、プロトコル解析やバス通信データのモニタリングが可能な測定器も展示する。電気自動車/ハイブリッド車/プラグインハイブリッド車向けのインバータやコンバータ、モーターの特性試験や評価に有効な電力アナライザ、電子デバイスの基本電気特性の評価に有効な発生と測定が同時に行えるソースメジャーユニット、任意波形/ファンクションジェネレータなどの紹介も行う。

高速・絶縁・多チャネル入力スコープコーダ「DL850EV」
高速・絶縁・多チャネル入力スコープコーダ「DL850EV」 出典:横河メータ&インスツルメンツ
8チャネル入力オシロスコープ「DLM4000シリーズ」
8チャネル入力オシロスコープ「DLM4000シリーズ」 出典:横河メータ&インスツルメンツ

「自動車の最先端の技術開発、特に当社が得意とする環境性能/安全性/快適性向上を支援する計測ソリューションに向けた最新測定器群を見ていただき、当社のお客さまとなる、設計開発評価に携わる一線のエンジニア、テクニシャンが抱える課題解決に少しでも役立ちたい。来場者から計測機器に対する課題や要求をお聞きして、将来を見据えたソリューションや、新製品開発にも反映していければ」(横河メータ&インスツルメンツ)。

第8回 国際 カーエレクトロニクス技術展(オートモーティブワールド2016内)

会期 2016年1月13日(水)〜15日(金)
時間 10:00〜18:00(15日(金)のみ17:00に終了)
会場 東京ビッグサイト
ブースNo. W1-41



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